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【HUAWEI】HUAWEI Band 9を1ヵ月使い、丸1年使ったBand 8と比べてみてわかったメリット8つ(体験レビュー)

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2024年4月にリリースされたHUAWEIの最新リストバンド型スマートウォッチ、HUAWEI Band 9

筆者は前モデルのBand 8(2023年5月新発売)を昨年6月から丸1年使ったのち、Band 9に乗り換え。それから約1ヵ月使ってみました。

そこで、健康と美容を目的でゆるいランニングを楽しむ市民ランナーの目線で、Band 9Band 8との大きなちがいとメリットをまとめてみました。

この記事は特に、

●健康管理と運動生活をよくしたい方
●はじめてスマートウォッチを買う方

●軽めの運動を楽しく続けたい方
●睡眠の質を少しでもよくしたい方
●スマートウォッチを1万円以下で欲しい方

●デジタル機器の操作がとても苦手な方
●頼れるカスタマーサービスがほしい方

の方におすすめです。少しでもご参考になれば幸いです。

なお、もっと強度かつ高度な運動をしたい方には、このBandシリーズの機能だけでは不足です。同社のGTシリーズなど上位モデルの時計をおすすめします。

Band 9の同梱物

製品を梱包している箱。

同梱物は以上の通り。スマートウォッチ本機充電クレードル付きUSBケーブル、「スマートウォッチ設定ガイド」取扱説明書の4点です ※2024年5月購入時

充電機はBand 9Band 8ともに同じです。

USB Type-Aポートが付いているデジタル機器(パソコンなど)とつないで充電できます。約5分つないで2時間利用OKという、高速チャージが魅力。

本機と充電機との接続部分。磁気で簡単にくっつきます。

操作や設定に困ったらまずこれをチェック

スマートウォッチを使うには、初期設定や他のアプリの連携、画面のカスタマイズなどさまざまな作業が出てきます。

その多くで、時計本体に加えてスマホ(アプリ「HUAWEI Health」)が必要です。

操作や設定でわからないことが出てきた時、スマホ1台でHUAWEIのアプリとブラウザを同時に開いて作業をするのは地味に面倒

そこで役に立つのが…

HUAWEI Band 9の紙のパンフレット
ファーウェイ スマートウォッチ 設定ガイド

の紙の資料2つ。パンフレットは家電量販店などで配布されています。

この2つさえあれば、基本中の基本の機能を理解でき、時計の細かい設定や表示のカスタマイズもできます。

デジタル機器を扱うのが苦手な方は、困ったらまずこの2つをあたってみてください。

ファーウェイ スマートウォッチ 設定ガイド」(下記写真)はBand 9に同梱。ペラ紙1枚でとてもわかりやすいです。Band 8には、筆者が購入した昨年6月時点では入っていませんでした。

また製品の取扱説明書が、以下のHUAWEI公式サイトからダウンロードできます。本機の性能や操作の詳しい情報はこちらをチェックしてください。

https://consumer.huawei.com/jp/support/wearables/band9

Band 9のここが新しくなった

先に結論:Band 9Band 8のどちらを買えばいい?

Band 9の性能・機能面で特に変わった点は、

睡眠計測機能の精度が上がり、分析内容がさらに充実
ヘルスケアとワークアウトの起動アイコンを1画面で表示

の2つ。

しかし、Band 9Band 8本体の見た目や重さは同じです。

バンドの素材がそれぞれ異なりますが、筆者の感覚では付け心地もほとんど変わりがありません。大きな違いはバンドの留め具です。

では、今ならどちらを買えばお得でしょうか?

筆者の体験をもとに、選ぶポイントを挙げます。

 健康管理重視
 体調を整え特に睡眠の質を高めたい
 深い呼吸と心の安定を重視したい
 運動習慣をゼロから身に付けたい

 コスパ重視
 最低限の健康管理と運動計測でOK
 睡眠の計測にはこだわってはいない
 なるべく安く買いたい


今回、Bandシリーズの大きな計測機能であるヘルスケアとワークアウトの2面から、Band 9の「よくなった点」を、旧モデルのBand8と比べてまとめました。 

以下、筆者が特に気に入ったBand 9の新機能の例です(Band8にもある機能も含みます)。

ヘルスケアの機能

1 計測結果を1画面&一目でわかる「ヘルスダッシュボード」

Band 9では、心拍数・呼吸トレーニング・ストレス・血中酸素・睡眠の5つのアイコンを1画面に表示する「ヘルスダッシュボード」を新たに搭載

アイコンをタップすると計測モードに切り替わります。

2 寝ている間の呼吸が正常かわかる「呼吸乱れ感知機能」

Band 9と連携したスマホアプリ「HUAWEI Health」でデータが管理されます。

睡眠計測の精度と評価内容がBand 8よりさらにアップ

「HUAWEI Health」で表示される睡眠の計測結果の画面(写真)。Band 9、Band8ともに項目はほとんど同じですが、Band 9では「分析と提案」の項目が増えました

睡眠はさらにこまかく計測。「目が覚めた回数」や「深い睡眠」などの項目に分かれます。

項目をタップすると、くわしい解説と改善のためのアドバイスが出ます。
Band 9、Band8 共通

3 呼吸のエクササイズができる

HUAWEIのBandシリーズでは、呼吸を整えるエクササイズができます

エクササイズの開始・終了操作は、Band 9では時計とアプリの両方で行えます。Band 8ではアプリのみです。

どちらも時計とアプリを連携させてから始めます

Band 9では、時計の合図で深呼吸をしてストレスを和らげる呼吸エクササイズができます。ストレスがたまったら深呼吸でリラックス。

「ヘルスダッシュボード」にある緑色の丸いアイコンをタップして開始。

時計が微振動と画面表示で「息を吸って~、吐いて~」と指導。

最後に心拍数などが表示されます。

ちなみにBand 8では、時計を装着した後アプリで起動して計測を始めます。

Band 9と同じように呼吸のタイミングを導きます。

終わるとストレスチェックとその評価が表示されます。

日ごろ絶えることのないストレスやイライラ。呼吸が浅くなり心身に大きく影響するとか。そんな毎日の呼吸を整えてくれるありがたい機能です。

ワークアウト計測の機能

4 ワークアウトのスタートボタンを1画面で表示

HUAWEIの新しいBandシリーズは89種類のワークアウトを計測・記録できます。

Band 9では、その起動アイコンを最大4種類まで1画面に表示OK。上記の写真はデフォルトの画面で、種目は屋外ランニング・屋外ウォーキング・屋外サイクリング・プール水泳です。

5 ワークアウト画面のアイコン表示はカスタマイズが可能

ワークアウト画面に表示させる種目のアイコンは、最大4つまで選べます

運動を始めたい時はアイコンをタップするだけで起動の準備画面に移ります

写真は筆者がカスタマイズしたワークアウトの4メニュー。屋外ランニング、屋内ランニング(トレッドミル)、屋外ウォーキング、ヨガです。

Band 8では、時計の右のボタンを1回押し、画面を上下にスクロールしてアイコンを表示させます。

6 体の動きを自動的に検出してワークアウトのモードが起動

たとえば、「ウォーキングを始めたけど、うっかりスタートボタンを押し忘れた…!」という時。

この機能を通知ON(下の写真)にしておくと、動き出した後で「運動モードにしますか?」と時計が教えてくれます(上の写真)。

ウォーキングの場合、歩き始めて1kmに到達する直前にこのような通知が届きます。

これでこの日の運動は無事にカウント。習慣付けの助けになります。

7 ワークアウト中のバッテリーの消耗レベルを表示

バッテリーの消耗レベルは、Band 8もBand 9も一番始めの画面を下から上にスワイプして確認できます。

Band 9はさらに、ワークアウト中も残量をチェックできます

せっかくいい運動ができても、知らない間に時計の電池が切れて記録されず……。という、残念なアクシデントを未然に防げます。

8 いまのランニング能力がわかる

HUAWEIのBand9、Band8では、走った後にその時点での走力がわかる「ランニング能力指数」も測ります。

マラソン大会に出るランナーなど、走力アップをめざす人にはうれしい機能。くわしくは下記「HUAWEI Band 9 クイックスタートガイド」をご参照ください。

※HUAWEI「

いろいろな通知を受けられる

HUAWEIのスマートウォッチは、運動習慣を身に付けるためのお助け機能が満載です。

1日の運動量が足りなかったり姿勢が悪かったりすると、微振動と表示で通知してくれます。

通知は、時計のトップ画面を下から上にスワイプ>「設定⚙」>「通知」>「装着時にのみ通知を表示」のON・OFFで有効・無効を選べます(デフォルトは有効)。

以下はBand 9Band 8共通の表示の例です。

がんばれ!

1日のエクササイズの目標を設定した人は、運動量などが足りないとこのような表示が。あとどのくらい動けば目標を達成できるか具体的に知らせてくれます。

立って動きましょう

1時間ほど座りっぱなしの状態でいると、このように動くことを促す通知が届きます。

他のアプリからの通知も表示させることもできます。

Band 9(または8)の初期設定・ペアリングの段階で「アプリの通知をON」を選んでいれば、自動的に表示されます。写真は筆者が入会しているチョコザップからの通知。

SNSなどアプリの通知を有効・無効にする方法は、Band 9に同梱の「ファーウェイ スマートウォッチ 設定ガイド」に載っています。

以下の公式サイト「ユーザーガイド」p10「アシスタント メッセージ管理」の欄にも載っています。

https://consumer.huawei.com/jp/support/wearables/band9

Band 9とBand 8の共通点

見た目と重さはほぼ同じ

写真左がBand 8、右がBand 9です。ベルトの材質が違いますが、肌に触れた感覚はほぼ同じです。

ベルトの留め具が2タイプそれぞれで異なります。

アプリの画面表示も同じ

アプリ「HUAWEI Health」上のBand 8、Band 9の表示も同じ。唯一違うのは、Band 9には新たに「睡眠中呼吸乱れ検知」が加わった点です。

Band9・Band8のスペック

2つのバージョンのおもなスペックを、以下の表にまとめました。

仕様で異なる点は、

睡眠と血中酸素のモニタリング技術がBand 9のほうがすぐれている
「活動リング」(一日の活動目標)の3項目が異なる
呼吸エクササイズの操作がBand 9のほうは時計本体でも可能開始

です。

Band 9とBand 8のおもなスペックの比較表
(筆者まとめ)

まとめと感想

暑すぎる夏は睡眠が乱れ、外での運動も厳しく体調を崩しやすい季節。

ですが、健康・運動管理機能が付いたスマートウォッチで心身の状態を「見える化」して、体調を整えるチャンスです。

いま人気のHUAWEI Bandシリーズの購入をお考えの方は、この記事からご自身のライフスタイルと健康・運動生活に合うものを選ぶ何かしらのヒントが得られるかと思います。

筆者個人の実感ですが、Band 8を丸1年使ってさらにBand 9に切り替えてみて、特に睡眠に気を遣うようになりました

年間の平均睡眠時間は5時間30分と短め。仕事の時間が不規則なので睡眠が乱れがちです。

でも、Band8と9で計測してアドバイスを読んでみて、少しずつ睡眠の質を良くするコツがつかめてきました。

機械が苦手な筆者でもHUAWEIのBandシリーズは設定や操作が楽チン。健康・運動の計測と分析、アドバイス細かくてわかりやすいのがうれしいです。メーカー独自の最新技術が詰まっていて、よくソフトウェアがアップデートされるので、期待と安心があります。

この時計がみなさんの毎日の健康にプラスになるとうれしいです。