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HUAWEI Band8とHUAWEI WATCH FIT Special Editionの1ヵ月使用レビューと比較

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※大きさを比べるために、2つの時計を並べて装着してみました。写真右がHUAWEI WATCH FIT Special Edition、写真左がHUAWEI Band 8です(通常は1つのみ使用)。

HUAWEIは今年、リストバンド型のHUAWEI Band8(2023年5月~)とスタイリッシュなHUAWEI WATCH FIT Special Edition(2023年8月~)をリリースしました。

これらの軽量なウェアラブルは、運動と健康管理をサポートするスタイリッシュなデザインが特徴的です。

価格帯も魅力。HUAWEI WATCH FIT Special EditionはGPS内蔵で1万円台Band8はGPSを備えませんが1万円以下とコスパもいいです。

筆者はこの2つの時計を1ヵ月間試用し、運動を始める人からゆるい運動を楽しむ人、マラソン大会で完走(または完歩)を目指す人に向いていると感じました

ただし、「自分の条件や好みに合うのはどちらか」という点で迷うかもしれません。

そこで、1カ月間の使用体験をもとに、市民ランナーの目線で2つの時計の違いをまとめました。

この記事が時計を購入検討中の方の参考になれば幸いです。

・ WATCH FIT Special EditionはGPS内蔵。時計単体で距離が測れるため、マラソン大会での使用に向いています。

・Band 8はGPSなし。しかし、スマホを携帯していれば距離は計測可能で、ゆるいランニングやウォーキング向けです。

・どちらも心拍数、睡眠、血中酸素、生理周期などの健康管理が可能で、「HUAWEI ヘルスケアで一元管理ができます。

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2つの時計の比較表

HUAWEI Band8とHUAWEI WATCH FIT Special Editionの比較表は以下の通りです。

■本機の性能の比較

  WATCH FIT Special Edition Band 8
発売日 2023年8月28日 2023年5月11日
標準販売価格 14,080円 8,580円
本体の重さ※ベルトを除く 約21g 約14g
ディスプレイ 1.64インチ 1.47インチ
内蔵GPS × ※1
防水 ※2
バッテリーの通常持続時間★ 9日間 14日間
ヘビーユースの電池持続時間★ 6日間 9日間
フル充電★ 45分 45分
高速充電★ 5分充電で1日間利用可 5分充電で2日間利用可

 ★:およその数値
※1:スマホ(アプリ「HUAWEI ヘルスケア」)とペアリング(初期設定)して携帯すればGPS機能は使えます
※2:プールでの水泳など浅い水域のみで使用可。ダイビング、シュノーケリング、温泉、ホットシャワーでは使用できません

■2つに共通する通知機能

  WATCH FIT Special Edition Band 8
📱 ペアリングできるOS ※3 Android 6.0/iOS 9.0 Android 6.0/iOS 9.0
📧 メールのメッセージ通知
📞 電話着信通知・拒否
📧 通信クイック返信機能
♫ スマホの音楽コントロール
📷 リモートシャッター機能 〇※iOS9.0以降 〇※iOS9.0以降

 ※3 上記以降のバージョンで使用可能

筆者の1ヵ月の使用経験

ゆるいランニング・ウォーキングの愛好家でフルマラソン5時間台の筆者の目線で、以下、2つの時計の◎と△を挙げました。

WATCH FIT Special Editionのここが◎

ベルトが柔らかく、着け心地が快適で、最新の運動・健康管理機能を備えているのは大きな利点です。

WATCH FIT Special Editionのここが△

特筆すべき欠点は見当たりません。唯一の欠点としては、同社の高性能なランニングフォーム計測センサー「S-TAG」と同期できないことが挙げられます。

このセンサーを活用したいなら、他のHUAWEIウォッチシリーズを検討する必要があります。

Band8のここが◎

Band 8は驚くほど軽量で、プールのロッカーキーのような軽快な装着感が魅力です。さらに、HUAWEIヘルスケアの運動・健康管理の基本機能を備えており、コスト面でも魅力的です。

Band8のここが△

WATCH FIT Special Editionと比較して、Band 8のディスプレイが小さいため、走行中にタイムを確認しにくい点が挙げられます。

日常の軽いランニングやウォーキングには問題ありませんが、視力が弱い場合やマラソン大会に参加する場合には別の時計が必要かもしれません。

【Tips】 Band7とBand8ならどっち?

Band 8の前モデルであるBand 7はコスト面で優れています。価格が記事の時計の中では最も手頃です。

ランニングやウォーキングなどを行い、HUAWEIヘルスケアでの健康管理を重視したい場合に適しています。

ただし、睡眠計測機能についてはバージョンが旧型である点に留意が必要です。

デザインと軽さにおいても優れており、価格を最重要視する場合はBand 7を検討する価値があります。しかし、睡眠測定に高い精度を求めるならBand 8を選択することをお勧めします。

ランニング機能の評価

※筆者のランニングの計測結果の例

レースの予測タイム表示

ランニングの測定後、5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンの予想タイムが表示されます。

マラソン大会に出る人にとって、モチベーションが上がる機能です。

疲労回復までのインターバル表示

オーバートレーニングの防止につながります。ケガや体調不良から練習を再開してからも、よい判断材料になります。

筆者

筆者個人としては、最大酸素摂取量が思いのほか数値が高くてよかったです。「年齢の割には、私は長距離走向けの体では?」と自信が持てました。

【Tips】GPS機能の有無について

Bandシリーズは、時計本体にGPS(位置計測機能)は付いていません。

しかし、ランニングに関していえば「別になくてもOK」という考え方もあります。

GPSなしの時計は、走っている位置・場所は計測できません。でも、ちゃんと走行(歩行)距離とラップ(1kmごとなど)は測れます。スマホに「HUAWEI ヘルスケア」をダウンロードして携帯すればGPS機能を補完できます。

「近所のいつもの道を2、3km歩く」など、決まっていて軽い運動が中心であれば、高価なGPS内蔵の時計がなくてもOKかもしれません。

健康管理機能の魅力

※筆者の睡眠計測の例

計測結果のわかりやすい説明と助言

このような健康管理アプリは、「数字がだらだら並んでいて、なんとなく数字を眺め終わり」になりがち。

でも、「HUIAWEI ヘルスケア」は、体調の計測結果とあわせて、その説明とアドバイスが付いてきてとてもわかりやすいです。

さらに(?)マークをタップすると専門用語の説明も載っています。

筆者は1ヵ月、時計を使って睡眠を測ってみて、睡眠の傾向がよくわかりました。

生活が不規則で、睡眠時間が5時間ということもよくあります。でも時計で測ってみて「深い眠り」の値が正常なら体調が安定することに気づきました。

ときどき付け忘れてもOK

※睡眠計測をしばらくしなかったらこのようなメッセージが届きました

腕時計をずっとつけっぱなしは疲れます。「今晩は時計を外して寝たい」という日だってあります

「HUAWEI ヘルスケア」は、たとえ時計を付け忘れる(付けたくなかった)日があっても、きちんとアドバイスをしてくれます。

つまり、毎日がちがちに計測しなくてもOKです。

少しさぼっても前の記録はしっかり残っているし、アプリがちゃんと何かしらのメッセージを送ってくれます。いつでもちゃんと見守ってくれる感じがします。

HUAWEIのウェアラブルは医療機器ではありません。気になる感覚があったら、医療機関に相談、診察を受けてください

追加してほしい機能

ワークアウト結果のデザイン

※HUAWEIの運動結果表示のデザインの例

走った距離やタイムをSNSでシェアしたい方は、HUAWEIの運動結果表示のデザインが少ないのは少し物足りないかも。他社の同種の機器に比べても少ないです。

ですが、HUAWEIには走行したルートを動画化する機能があり、スマホに保存できます。

※筆者の走行ルートの動画データの例

そして、この動画をInstagramやX(旧:Twitter)でシェアすることもできます。

筆者

筆者は練習や大会の時、HUAWEIとあわせてAsics RunKeeperも使います。シェアしたい時はAsicsのシェア用画像を使います。

まとめ

どちらの時計も、軽くてスタイリッシュ。高品質でコストパフォーマンスの良さは抜群です。

軽い運動と健康管理に興味があり、仕事や遊びでも使いたい方に合っています。

WATCH FIT Special Editionが向いている方は…

・タイムだけでなく距離とルートもしっかりはかりたい

・マラソン大会でも使いたい

・練習もレースもなるべくスマホは持ちたくない

・1万円台でGPS内蔵はお得に感じる

予算内であれば、マラソン大会に出ない人でも「大は小を兼ねる」の考え方でSprcial Editionを買うのもアリです。

Band8に向いている方は…

軽いジョグ・ウォークで使えればOK

・走った経路を測れなくてもよい

・睡眠、心拍数など健康管理はちゃんとしたい

・なるべく安く買いたい

・スマホを携帯して運動しても苦ではない

これからマラソン大会に出る人で「時計にお金をかけたくない。でも健康管理はしっかりやりたい」という方もBand8は◎です。

それでも迷うなら…

家電量販店などで時計を試着してから買うことをおすすめします。

特に装着感は大切。実際の重さとその感覚、寝る際の快適さを検討してみてください。

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どんな機械も、どんなデータも、「使って活かせてナンボ」です。

スマートウォッチを探している方は、自分の目的と好みを太い軸にして、最高の時計を選んでくださいね。

HUAWEI WATCH FIT Special Edition

HUAWEI Band8