東京2020大会を記念するマラソン大会「東京レガシーハーフマラソン」(10月15日開催)のランナー用の参加案内が、今月15日に大会公式サイトで公開されました。
今年はコロナ規制がなくなり、また、パリ五輪マラソン日本代表の決定戦「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)と共催のため、大きな変更点がいくつかあります。
そこで「参加案内」をもとに、昨年からの変更点と今年の注意点をまとめました。
大会の概要については、大会公式サイトをご参照ください。
・一般ハーフのスタートが朝8時5分から9時50分に変更
・スタートブロックにトイレがない。スタート前、競技場内で早めに利用を
・パリ五輪マラソン日本代表候補のスタートとラストスパートが見られる
ランナー受付の変更点
ランナー受付の終了時間が30分繰り上げ
大会2日前、前日に行われるランナー受付の終了時間が両日とも昨年より30分早まりました。昨年も参加した方はご注意ください。
ランナー受付
10月13日(金)11時~20時30分
10月14日(土)10時~19時30分
EXPO(物販・イベント)の営業時間は昨年と同じです。
EXPO
10月13日(金)11時~21時00分(入場は20時30分まで)
10月14日(土)10時~19時30分(入場は19時30分まで)
今年はどちらも事前予約が不要。EXPOはランナー以外の人も入場(無料)できます。
場内では大会オリジナルグッズのほか、MGCの公式グッズの販売も予定されています。
昨年のEXPO会場のようすについては、過去記事をご参照ください。
ランナー受付の注意点
入場ゲートは千駄ヶ谷方面の2カ所
ランナー受付の入場ゲートは、今年はBゲートとDゲートの2カ所。大会当日の入場ゲート(AまたはE)と異なるのでご注意ください。
どちらも千駄ヶ谷駅・国立競技場駅方面にあるので、地下鉄銀座線の外苑前駅からは遠いです。
なので、ランナー受付に来る方は、JR千駄ヶ谷駅または都営大江戸線国立競技場駅(A2出口がおすすめ)を利用することをおすすめします。
入場ゲートは事前に指定される
入場ゲートから受付会場に入るときは、エントリー事務局から事前に発行されるランナー用の「電子チケット」(9/15にランナーに送信されたメールに詳細あり)が必要です(「参加案内」p4参照)。
BとDのどちらの入場ゲートから入るかは、「電子チケット」のTOP画面【ランナー受付】に記載されています。
ランナー受付にはその「電子チケット」と「本人確認書類」の両方が必要です。
※今年は「健康管理アプリ」の提示やPCR検査はありません
受付時に記念品(タオル)がもらえる
受付での配布物は、アスリートビブスセットと記念品(タオル)。
アスリートビブスセットは、以下の3点です。
・アスリートビブス(ゼッケン)※BibTag(計測タグ)付き
・手荷物預け袋(800mm×650mm×0.03mm、45L)※昨年と同じ仕様
・手荷物預けシール
※計測タグは、フィニッシュ後に回収しません
今年はさらに記念品のタオルが受付時にもらえます。
注意:アスリートビブス(ゼッケン)には安全ピンが入っていません
欲しい人は、ランナー受付時にBibTag(計測タグ)確認のコーナーでもらえます。
ランナー受付に来られなかった人(大会に出られない人)は、後日事務局からアスリートビブスセットを送付してもらうことができます(連絡要)。
大会当日の注意点
タイムテーブルが大幅に変更
今年の大会は特別。先にMGC(マラソングランドチャンピオンシップ/パリ五輪マラソン日本代表決定戦)の選手がスタートします。時間は男子が8時、女子は8時10分です。
それにともない、レガシーハーフのランナー入場から終了までのタイムテーブルが大きく変わります。以下、大会当日の大まかな流れです。
入場ゲートオープン:7時 ※閉鎖時間は9時15分
スタートブロックに入場:8時30分~9時30分
スタート:9時50分 ※ウェーブスタートなし
ハーフ競技終了:12時40分
ドリンクは各自で持参
競技場内に飲料の自販機はありますが、大会当日は購入できないもようです(「参加案内」p2参照)。
ペットボトル・水筒の持ち込みはOK。食品の持ち込み制限はありません。
競技場1階、Dゲートの近くに給水所が設けられます。
もし競技場の入り口の近くで飲料を買うなら…
・JR千駄ヶ谷駅/改札口(1カ所のみ)前のコンビニ「New Days」
・都営大江戸線 国立競技場駅/「競技場方面改札口」前の自動販売機(多数あり)
が便利です。
入場ゲートは2カ所でランナー受付と異なる
大会当日は、Aゲート(千駄ヶ谷門/千駄ヶ谷駅・国立競技場駅方面)とEゲート(外苑門/外苑駅前方面)の2カ所でどちらから入ってもOK。
ランナー受付の時と異なるのでご注意ください。
朝の競技場、特にAゲートのある千駄ヶ谷付近は大混雑が予想されます。
まだコロナ規制があった去年よりもかなり混むと思います。千駄ヶ谷方面から来るレガシーハーフのランナーとその家族・友人(無料の観覧席に入れる人)、競技場内の一般観覧席(有料)に入る人、MGCのスタート付近で選手を応援する人……。電車も混み合うので朝は早めに動くことをおすすめします。
手荷物預けエリア・トイレ・更衣エリアは競技場4階に集中
手荷物預けエリアは昨年と同じ競技場4階コンコースです。ランナー受付でもらった袋に荷物を入れて口を縛り、所定の場所に預けます。
トイレもこの4階コンコース内。通路に沿って男女別にいくつかあります。
筆者は昨年、この手荷物預けエリアでボランティアをやりました。スタート前の通路はその場で荷物を整理する人、荷物を預ける間際に上着を脱ぎ着替えをする人、トイレに並ぶ人、往来する人でごった返しました。更衣は4階の所定の場所または場外で、手荷物はなるべくあらかじめ袋に入れてから早めに預けてもらえると、場内の混雑が減ると思います。
更衣エリアは同じく4階で男女別にあります。同じ階に「誰でもトイレ」と「誰でも更衣室」も設けられます。
<重要>スタートブロックにトイレがない
この大会では、スタートブロックにはトイレがないのでご注意ください。
昨年は手荷物預けエリアのトイレに長い行列ができ、スタートブロックの締め切り時間になっても人が途切れませんでした。参加案内を読む限りでは、スタートブロック付近での仮設トイレの設置はなさそう。トイレは早めに済ませるか、スタート後のコースの仮設トイレを利用するのがよさそうです。
手荷物預けエリアと同じ階からMGCのスタートを見られる
※前回大会の観戦スタンドからの風景
スタートブロックへの入場開始時間は8時30分。その前に、手荷物預けエリアと同じ競技場4階の「ランナー観戦スタンド」で8時スタートのMGCのようすを見ることができます。
走り出すシーンを間近&無料で観られるのは、ランナーの大きな特典です。
MGCの選手たちのスタートラインはトラック内、GATE1付近。フィニッシュもトラックです。
スタートラインが競技場の外に移動
ハーフマラソンのスタートラインは、昨年は競技場のトラック内(ゲートに設けられましたが、今年は場外。隣接する東京体育館のそばの道路(外苑西通り)になります。
コース全体は昨年と同じ(下記図)です。
コースは東京2020パラリンピック、東京マラソンと重なります。2つのマラソンの雰囲気を疑似体験。パリ五輪を賭けて走るMGC選手たちとのスライドも見ものです。
収容関門が3→4カ所に増える
収容関門が3→4カ所に増えます。
救護所の数と場所は昨年と同じ。
給水所も数は同じで位置がやや移動。今年はすべての給水所でスポーツドリンクが提供されます。
フィニッシュ後も4階で観戦できる
フィニッシュ後も競技場4階「ランナー観戦スタンド」に入れます。手荷物をもらって休憩しながら後続のランナーのフィニッシュを見届けることができます。
同行者1名も所定のエリアで観戦できる
ランナーの家族などが応援できる「同行者観戦スタンド」(昨年は「一般観戦エリア」)も設置。事前予約制で入場は1ランナーにつき1名まで。定員は1万5000人です。
このエリアにはランナーも入場可能です(その際アスリートビブスの呈示が必要)。
競技場内に有料の観覧席を設置
昨年は無料の一般観覧席(事前予約要)が設けられましたが、今年の大会はMGCと重なり、一般観覧席がプレミアム(有料)化。入場チケットはチケットぴあで販売中です。当日券の販売も予定されています(9/20現在)。
以下、チケットの概要です。
プレミアムシート1:1万3000円 ※指定席 限定グッズ・ラウンジ付き
プレミアムシート2:8000円 ※指定席 限定グッズ付き
カテゴリー1 一般席:大人4000円 小中高2400円 ※自由席
カテゴリー2 一般席:大人2000円 小中高1200円 ※自由席
※車いす席あり(同行者1名無料)
まとめ
もし筆者がレガシーハーフ(目標・完走レベル)に参加するなら、当日の朝は以下の流れで動きます。早めの行動がgoodです。
朝7時:競技場へ入場&早めにトイレとウォーミングアップ
すぐに手荷物(4階)を預けて同じ階のトイレへ
「ランナー観戦スタンド」で軽めのストレッチ&休憩
MGCの選手たちの整列、アップ、雰囲気を見て応援
8時:MGCスタート
※この時点ですでにどのトイレも長い行列ができると思います
9時30分まで:自分のスタートブロックに入る
今後、EXPOや関連イベントの詳しい情報が続々と公開されると思われます。追加の情報が入り次第、記事を更新します。