富山マラソン2023(11/5)の開催日が近づいてきました。
筆者は昨年の大会と2015、2016年大会と過去3回参加しています。その時の経験と今年の「参加案内」をもとに、昨年と比べて変わった点、注意したい点をまとめました。
参加案内は大会公式サイトの「参加案内」バナーよりPDF版をダウンロードできます。ランナーの方はお手元にある紙版をご確認ください。
また、筆者の大会の体験談を、当ブログ「★富山マラソン」のカテゴリーにまとめてあります。少しでもご参考になれば幸いです。
https://yurikamome-diary.com/category/toyama
2022年大会からの変更点
コースや会場、タイムテーブルは前回と同じ
マラソン会場とコース、収容関門、給水所、大会前・当日のタイムテーブルなど、大会の場所と流れは昨年大会と同じ。大きな変更はありません。
また、ワクチン接種証明書などの呈示や大会前・当日の検温、ランナーの移動範囲の制限など、コロナ感染予防のためのさまざまな制限を全面的に撤廃。かなりラクになりました。コロナ前の水準に戻った感じです。
【注意】ランナー受付時に利用する駐車場に制限あり
ランナー受付に車で行く方は、駐車場の利用にご注意ください。ランナー受付時は富山市総合体育館、サンフォルテ、富岩運河環水公園の駐車場は使えません。会場周辺の有料駐車場または公共交通機関の利用となります。
【注意】スタート会場直通バス乗車券の当日販売はほぼなし?
富山駅周辺からスタート会場までの直通バス(有料:1200円、事前予約は10/31まで)を予約した人は、ランナー受付のそばにある乗車確認引換所で乗車券を受け取ります。
「残席がある場合は会場での販売も行います」とのことですが、筆者が昨年、ランナー受付に朝10時過ぎに行ったときにはすでに売り切れでした。
ちなみに10/31現在のバスの予約状況を見ると、出発地が富山地鉄ゴールデンボウル前と東横INN富山駅新幹線口1の便はすでに満席。富山駅北口出発の便は若干残席がありました。
大会前日に富山駅周辺で宿泊する方は、当日は新幹線の利用をおすすめします。新高岡駅までの料金は1210円。所要時間は8分です。筆者は昨年、6時43分発のつるぎに乗りました。車内はやや混雑するものの、後ろのほうの車両に席の空きがあり座れました。新高岡駅で降りたのち、南口から会場への無料シャトルバス(所要時間約15分)を利用。乗車までの待ち時間は10分くらいと、バスの運行もスムーズでした。
JR新高岡駅付近の指定駐車場が済生会高岡病院に変更
車でスタート会場(高岡)に行く人のための指定駐車場が、JR新高岡駅南口エリアにある高岡スポーツコアから、そのとなりにある済生会高岡病院に変更になりました。
駐車場の台数は、昨年の250台から330台に増加。
利用可能時間は、昨年の6:15~20:30から5:30~20:30と長くなりました。
ただし、指定駐車場から新高岡駅行きの無料シャトルバスはありません。
JR新高岡駅南口まで徒歩で移動し、そこからスタート会場行きの無料シャトルバスを使います。
済生会高岡病院からJR新高岡駅南口までの距離は約1kmです(Googleマップより)。
スタート会場そばの送迎者指定降車場は8時20分まで利用OK
スタート会場に家族や友人が運転する送迎車で行く人は、会場の近くにある「ドラッグセイムス」を降車場として利用できます。利用時間は大会当日の朝8時20分までです。
【大幅変更】すべてのスタートブロックが道路上に配置
昨年はコロナ対策のため、検温やブロックへの順路が決められるなど移動の制約があり、スタート会場内での大混雑が号砲ぎりぎりまで続きました。スタート前にトイレに入れなかった人も多かったと思います。
また、待機ブロックがAからWまで設けられ、ブロックの場所も高岡市役所の裏のオープンスペースまで広がりました。そこへの入り口は1カ所しかなく、ブロックへの入場時間に間に合わなかった人も多く見られました。
しかし、今年のブロックはAからKまで。コロナ前のように、スタート地点の周辺道路に各ブロックが設けられます。移動の制限もゆるくなり、エリア内であれば自由に動けます。
昨年よりは、余裕をもって準備運動やトイレの時間を確保しやすいと思います。
東京マラソンなど他の大会でも見られますが、スタートブロックに「I(アイ)」ブロックはありません。理由は「数字の1とまちがえやすいから」らしいです。
女子更衣所のトイレが8時40分まで使用可能に
女子更衣所のトイレが8時40分まで使用OK(昨年は8時10分まで)。つまりスタートブロックの入場時間まで使用可能になりました。ただし更衣は8時10分で締切です。
特にJ、K(最後尾)ブロックの女性ランナーさんは、この更衣所がブロックの近くにあるので、こちらのトイレを利用するのも○です。ウォーミングアップの場所も、高岡文化ホール横の道路(写真↓)はゆとりがあっておすすめです。
男子更衣所は2カ所。東洋通信スポーツセンター(高岡市民体育館)と高岡市美術館・地下駐車場です。市民体育館にはトイレがありますが、更衣・トイレともに利用時間は8時10分までです。実際は外で着替えている人が大半ですが、雨の日は便利な施設です。
スタート会場のトイレはどこも行列ができます。今年は各ブロックの横に設けられますが、おそらく混雑するでしょう。軽めのウォーミングアップついでにジョグしながら、空いているトイレを探すのもありです。参加案内には記載されていませんが、昨年は美術館横のトイレも使えました。ちなみに筆者は、会場に向かう途中、JR新高岡駅のトイレを利用しました(とても空いています)。
給食にシャインマスカットと昆布おはぎが新登場
後ろのランナーにとってお楽しみの一つが給食。今年は新湊大橋の手前(約18km)の給食で、白えび天むすに代わって昆布おはぎが投入されます。ますずしはキープです。
また、新たにシャインマスカットが33.2kmのエイドに登場。後ろのランナーには残っているのだろうか……。
そのほか、塩タブレット、キャラメル、どら焼き、かまぼこと新しい顔ぶれが。バラエティ豊かです。
今年の大会は最高気温が23℃という予報。かなり暑くなるもようです。熱中症対策に、特に塩タブレットは摂っていきたいもの。持参もおすすめです。
参考:昨年(2022年)の「エイド・見どころマップ」
そのほかのおすすめと注意点
【熱中症に注意】10kmから35kmまでほぼ日陰なし
今年の富山マラソンは、暑さとの闘いになりそうです。
11/1現在の天気予報(tenki.jp)によりますと、大会当日の現地の天候はくもり時々晴れ。最高気温が23℃、最低気温が15℃です。
マラソンコースは、高岡市街地を抜けたあたりにある庄川(10km付近)から呉羽エリアの住宅地(35km付近)まで、ほとんど日影がありません。
なので、熱中症対策が重要です。特にフル5~6時間台の人は、ランニングキャップやサングラス、塩分タブレット、ドリンクボトルなど自分に合うグッズを準備しましょう。
晴れたら富山湾の広大な青い海や立山連峰の大パノラマが望めます。暑さをしばし忘れる絶景です。
富山県美術館の屋上庭園から望む立山連峰が最高
大会前日も晴れそう。富山県美術館の屋上庭園(8:00~20:00)から立山連峰のすばらしい眺めが期待できます。美術館はランナー受付のある富山市体育館の近く。屋上庭園へは無料で入場できます。
「剣岳ってどこ?」という方は、美術館の2階(無料で入場可)に解説パネルがあるのでチェックしてみてください。
また、美術館の公式サイトにも立山連峰の山々を紹介する記事が載っています。屋上から立山連峰が360°見渡せる「富山県美術館×立山展望パノラマビューイング」がわかりやすいです。
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昨年大会の最高気温は15℃。今年は23℃。昨年は空気や風が涼しかったですが、それでもコースの後半は暑さを感じました。今年はさらに8℃も高くなる見込みで、十分な対策が必要です。
特に後ろのランナーは日中の暑さを受ける時間が長くなるため、体調を崩す人が少なからず出てくると思います。
筆者は20℃を超える大会では、熱中症予防のアイテムを万全にそろえます。
ランニングキャップ(日よけ付き)、サングラス、マイボトル(水)、冷却シート(「冷バンド」を首に巻く)、塩分タブレットがマストハブ(写真↓)。ドリンクや塩分はエイドでもこまめにいただきます。
楽しいマラソンも無理せず健康であってこそ。参加されるみなさんにとって、安全でいい大会になることをお祈りしています。