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【3~4月続々募集開始】市民マラソンの特定地域の在住者の参加規約等について思うこと

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先月3月から続々と、秋の市民マラソンの大会要項の発表と参加者募集が始まっています。ウィズコロナ時代の大規模市民スポーツが少しずつ本格化し、活気も戻りつつあるように感じます。

※イメージ

ただ、東京都在住のランナーの私としては、気がかりなことがあります。それは…

大会直前に「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」(まん防)が発令されている都道府県の在住者は、参加が不可になる可能性がある

ということです。

今回ランナー募集を実施している多くの大会のコロナウイルス感染予防対策のガイドラインには、そのような項目が記載されています。

ほぼ年中、この2つの行動規制のどちらかである東京都の住民は、大会直前まで参加の可否が不透明ということです。他府県への遠征となると、中止になった場合、いまだに1万円を超える参加料に加えて宿泊・交通費のキャンセル代など、多額の負担を覚悟しなければならない状況。私もコロナ禍に入ってから何度も経験しましたが、もうお金を無駄にしたくはないところです。

※イメージ

昨年の11月頃は、幸運にもコロナ感染に関する行動規制が解除され、都民でも他府県でのマラソンに参加しやすくなりました。しかし、今年はどうなるかはわかりません。今現在、東京都の感染者数はまた1万人前後に戻り、新たな変異株の流行が懸念されています。

ですから私個人としては、いくら大会が次々と復活してもやみくもにエントリーせず、

「仮に中止になって返金されなくても後悔しないくらい、本当に出たい大会にのみ出る」

というスタンスです。現時点では、今年の秋冬のフルマラソンは富山マラソン(11/6開催)のみに参戦する予定です。

現在募集中もしくは今後募集を開始する主な市民マラソンについて、特定の地域在住者に関する申込規約、参加条件等をまとめました。

北海道マラソン

※大会ホームページより

開催日:2022年8月28日(日)
募集人数:20000人
申込期間:募集中~22年4月4日(月)18時※抽選制

大会当日に緊急事態宣言が発令されている地域からの参加をお断りする場合があります。

[blogcard url=”https://www.hokkaido-marathon.com/overview/”]

 

ちばアクアラインマラソン


※大会プレスリリースより

開催日:2022年11月6日(日)
募集人数:12000人
申込期間:一般枠)3/25~5/16※抽選制
※その他の枠あり。ハーフマラソンあり

(大会開催の可否基準について)
(1) 緊急事態宣言の原則解除
首都圏全域(千葉県・東京都・埼玉県・神奈川県)を対象地域とした緊急事態宣言等が発令されていないこと。
(ただしイベント開催の中止及び自粛が含まれない場合は開催検討可)
※海外在住者の参加可否については、令和4年7月15日を目途に判断します。なお、その後も政府の方針等により入国制限がある場合等は参加をお断りすることがあります。

[blogcard url=”https://chiba-aqualine-marathon.com/2022/runner/requirements/”]

 

おかやまマラソン

開催日:2022年11月13日(日)
募集人数:12000人
申込期間:岡山市民県民優先枠)4/6~13※抽選制
一般枠)4/14~5/16※抽選制

なお、緊急事態宣言が発令されている、又はまん延防止等重点措置が適用されている都道府県在住の方については、PCR検査等の陰性のみを参加資格とすることがあります。

[blogcard url=”https://www.okayamamarathon.jp/event_information/guideline/”]

 

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ちなみに、秋開催のフルマラソンの大会のうち、いわて盛岡シティマラソン(10/23※先着順)、金沢マラソン(10/28※抽選)、富山マラソン(11/6※先着順)では、上記のような特定の都道府県在住者に対する参加規約等はありませんでした。富山は昨年の募集要項ではありましたが、今年はありませんでした。

また神戸マラソンの11/20の開催が、昨日3月31日、正式に発表されました。今年はランナーを2万人を募集するとのこと。要項等は今年6月に公開予定です。

大会要項や募集要項を比べてみると、コロナウイルス感染対策に関わる参加規約や開催条件が大会によって多少の違いがあることに気付きます。福岡マラソン(11/13)では、県独自のガイドライン「福岡コロナ警報」も開催可否の基準になるそうです。

つまり「あの県が○でも、この県は×」という事態が、これからも起こり得ると考えられます。今年の冬も各地方で大会の中止が相次ぐ中、東京や大阪といった大都市では規模を縮小しての実施。コロナ感染者数が激増したにもかかわらず強行したのは、マラソンの世界選手権やパリ五輪の代表選考を優先したしたからでしょうか?

このような国代表クラスのエリートが数多く参加する大型レースについて、一般市民の私としては、正直なところ「結局エリートを参加させるために自分の参加料を供出している感じがする」、「鈍足市民ランナーの私は、要はエリートの“養分”なのか?」とネガティブな印象をもってしまいます。

なので個人的には、東京や大阪、名古屋についてはもう積極的に出たい気持ちはないです(東京はそもそも落選続きですが)。ただ、出走権の次年度以降の繰り下げ制度があるなど、一般ランナーへの救済措置のある大会はまだいいほうだと思っています。

このように開催情報の比較は、自分なりの大会選びの条件を決める上で常に重視しています。私は「シンプルイズベスト」派。広々してストレスフリー、ごみが少ない、うるさくないなど、エコな大会が好みです。かなり限られますが、自分にとって心地よく走れることが第一です。