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【ジャパンプレミアハーフシリーズ】企画の特徴とエントリーの注意点【2026年2月開始】

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2026年2月から、国内の人気ハーフマラソン6大会をつないだ新しいチャレンジ企画「ジャパンプレミアハーフシリーズ」(主催:ジャパンプレミアハーフシリーズ事務局、以下「プレミアハーフ」) が始まります。

昨日7月25日に公式サイトがオープンし、同時に「シリーズエントリー」(必須)の受付も始まりました(各大会へのエントリーは別途必要)。

このシリーズの対象大会は…

香川・丸亀国際ハーフマラソン(2026年2月1日)
名古屋シティマラソン(2026年3月8日)
ぎふ清流ハーフマラソン(2026年4月)
仙台国際ハーフマラソン(2026年5月)
札幌マラソン(2026年10月初旬)
東京レガシーハーフマラソン(2026年10月中旬)

です。

※写真は東京レガシーハーフマラソン2024の10km日本橋付近のようすです。

プレミアハーフってどんなイベント?

「プレミアハーフ」は、チャレンジの目的に合わせて2つのカテゴリーが用意されています。

●コンペティションチャレンジ
・チャンピオンシップ(年間賞金レース・エリート向け)
・エイジポイントグランプリ(年代別の賞金レース・上位市民ランナー向け)

●コンプリート6チャレンジ
・2年間で6大会すべて完走することが条件
・個人の部とペアの部がある

特典は、前者が賞金・賞品とシリーズ最終戦での表彰、後者は「ハーフマイスター」の称号と完走証明書、エイジポイントランキング掲載などです。

▶詳しくは公式サイト

遅めランナーの目で見た「プレミアハーフ」の魅力

私のようなハーフマラソン2時間26分の“ノロゆる&旅ランナー” にとっては、6大会完走を目指す「コンプリート6チャレンジ」がぴったりです。

魅力は…

●アクセスや宿泊が安心
丸亀、ぎふ清流は最寄駅から会場へのシャトルバスが便利

●都市型レースなので宿泊施設が比較的多く、取りやすい

●初心者にも走りやすいコース
(丸亀は日本記録が出るほどフラットで高速コース)

●街の中心地を走るコースが多く観光気分も味わえる

です。

気になるポイント・懸念

とはいえ、完走狙いランナーにはちょっと気になる点もあります。それは…

●仙台国際ハーフは制限時間が厳しめ
 制限時間は2時間30分
 近年は気温が20〜26℃と高めで、後半がきついかも

●東京レガシーハーフの抽選問題
毎年人気で抽選倍率が高い
ただし「優先出走権」(2,000円、全6大会用なら6,000円※チャンピオンシップあるいはエイジポイントグランプリへの登録が必須)を得れば確実に走れる
(例:2024年の参加料は13,200円 → 優先権込みなら15,200円程度)

筆者

抽選制の東京レガシーハーフについての素朴な疑問なのですが…
この大会に“だけ”出たい人でも、「プレミアハーフ」に事前登録し、かつ優先出走権枠でエントリーすれば、従来の抽選なしで出走できるのでは?(レガシーハーフの参加権ゲットの裏技的に利用されてしまう?)

2年間という完走期限は意外と短い?

「コンプリート6チャレンジ」について気になったことは…

●6大会すべて走るために、1大会につき2回まで挑戦できる
●仙台のようにレベルが高い大会は、1回目で失敗する可能性も
●体調不良や急用で走れなくなるリスクもあるので、初心者は初年度でなるべく多く走っておくほうが安心

です。2年間で6大会コンプリートは、意外とハードルが高いかもです。

過去の出走経験をふまえた「プレミアハーフ」の感触

私はすでに丸亀、仙台、札幌の3大会を走ったことがあり、どれもお気に入り。札幌は昨年に続いて今年も出ます(「プレミアハーフ」の対象は来年から)。

名古屋と東京はフルマラソンの部で経験しているので、会場やコースの雰囲気を体験済み。安心して走れます。

唯一未経験なのは「ぎふ清流」。ここは新しい楽しみになりそうです。

各大会の特徴と私の参加レポ

※札幌マラソンの会場・コース「真駒内公園」

ここからは、6大会それぞれの特徴を私が実際に走った経験を交えてまとめます。

■ 香川・丸亀国際ハーフマラソン(香川)

特徴
2月開催。高速フラットコースで日本記録が出るほど
JR丸亀駅から会場までシャトルバスも便利
往復コースのラスト5kmは日陰がなくて暑い

参加レポ
私がランニングを始めた17年前、大きな目標であこがれの大会だったのが、この丸亀ハーフ。過去5回参加しています。
初めて出たとき「本当に自分が同じコースを走っていいの?」と思うほど、エリート選手がズラリと並んでいて驚きました。

■ 名古屋シティマラソン(愛知)

特徴
名古屋ウィメンズマラソンと同日開催
ナゴヤドームへの地下鉄移動が便利で宿泊施設も豊富
スタートはゆとりの10時20分。東京駅発の新幹線で日帰りも可

参加レポ
私はウィメンズのほうを過去8回走っていて、会場とコースは経験済みです。
ハーフマラソンはトップクラスのランナーは途中でウィメンズの後方ランナーと重なるので走りにくそうですが、遅いランナーは広い道路をゆとりを持って走れそうです。
フィニッシュ地点は白川公園。周辺に飲食店が多いので終わってからすぐに食事を楽しめます。

■ ぎふ清流ハーフマラソン(岐阜)

特徴
4月下旬開催。桜が終わり新緑が美しい季節
長良川沿いの景色が魅力的
岐阜駅から会場までシャトルバスあり

岐阜は遊びに行ったことはありますが、マラソンの参加はゼロです。
大会当日は川沿いの景色を楽しみながら走り、地元グルメも味わえるかな、と思っています。

■ 仙台国際ハーフマラソン(宮城)

特徴
5月上旬(母の日)開催。制限時間は厳しめの2時間30分
気温が20~26℃と高めになる年もあり、後半はしんどい
仙台駅から最寄り駅まで2駅。中心部からのアクセス抜群

参加レポ
過去10回参加していて、お気に入りの中のお気に入りです。
10km地点・定禅寺通の緑のトンネルがきれい!
日本代表クラスのマラソンランナーとのスライドは圧巻です。

■ 札幌マラソン(北海道)

特徴
10月初旬開催。さわやかな真駒内公園と大通公園を往復
市街地から会場まで地下鉄が便利。駐車場もあり
会場内にキッチンカーやブースが多数

参加レポ
真駒内公園の緑の深さ、園内の小道の白樺に癒されます。
(この公園内を走るだけでも大満足)
すすきのから大通公園にかけて札幌の観光ムードが味わえます。
フィニッシュ後のごはんは北海道グルメで決まりです。

■ 東京レガシーハーフマラソン(東京)

特徴
10月下旬開催。東京マラソンのハーフ版ともいえる人気大会です。
国立競技場から日本橋までの往復コースで都心の名所が見られます。
抽選倍率が高く、「優先出走権」(2000円・6大会用なら6000円)を買わないと落選の可能性が大きいです。

参加レポ
東京の10月はまだ暑く、晴れると20℃を超えます。
抽選が鬼門。「優先権の購入(2000円)は必須」と感じています。

遅めランナー視点の懸念

※仙台国際ハーフマラソンのフィニッシュ地点

仙台ハーフは制限時間がギリギリ。フルマラソン5時間台以降のランナーは厳しいです。初年度は2年連続で走る覚悟が必要かも。

抽選大会の出走確保に費用がかかる東京レガシーハーフは、優先権込みだと1.5万円近くに。さらに宿泊が必要になると、東京のホテル代は高騰しているので金銭的な負担が大きいです。

2年以内完走ルールは意外と短い。大会直前の体調不良や急用で走れないリスクを考えると、初年度でなるべく多く走るのが安心です。

まとめ:走力を問わず自分に合ったチャレンジを選べる

※イメージ

エリートは記録と賞金狙い、上位市民ランナーは年代別ランキング狙い。
そして私は、旅ラン気分で6大会完走を目指すのが一番楽しめそうです。

ただ、6大会に集中するとフルマラソンの出走は体力・資金面で厳しめ。
もし入れるなら、ハーフのない11~1月に1本が限界かな…と思っています。

せっかくなら、2年ではなく1年で全制覇を狙いたい!
……でも、現実的には2年かけるのが無難かも。

2026年から始まる斬新なマラソンイベント「ジャパンプレミアハーフシリーズ」。
あなたならどのスタイルで挑戦しますか?

ABOUT ME
yurikamome
yurikamome
ランニング歴16年のゆるランナーです。マラソン大会の体験レポ、使ってよかったグッズ紹介、大会のエントリー情報をまとめています。