5月でも30℃を超える日が出てきました。夏のような暑さを感じます。
思い起こせば今年の冬も気温が高めでしたね。今年2月の愛媛マラソンに出走した時、気温が急に上がって15kmを過ぎた時にはすでに大量の汗。中間点を超えた時点で体がふらふら。30kmで棄権してしまいました。
その時、水分はドリンクボトルからこまめに摂ったのですが、忘れていたのが塩分(ミネラル)補給。体調が悪くなったのは、ミネラル不足も一因だと思っています。
ランナーなら「水分補給はこまめに。のどが渇いてからでは遅い」という話をよく聞いていると思います。同じように塩分も大切。筆者は愛媛マラソンでの失敗以来、特に暑い日は水分補給だけではなく「塩分補給は汗をかいてからでは遅い」と心がけるようになりました。
愛媛から1か月後のびわ湖マラソンでは、気温が約20℃と愛媛マラソンの時よりも5℃高くなりました。しかし塩分補給を徹底した結果、今度は無事にフィニッシュできました。
塩分の補給は、マラソンの成否に影響するといってもいいかもしれません。そこで筆者が気に入っている「塩分タブレット」と気温20度のフルマラソンでの体験をまとめます。
ランニングの塩分補給に塩分のタブレットが手軽かつ機能的で◎。
暑い日のラン・マラソンではスタート前から塩分補給に気を付ける
マラソンのシーズンオフは塩分補給を見直すのに良い時期
ふだん食べている塩分タブレット2種
筆者がふだん食べている塩分タブレットは以下の2種類。どちらも市民マラソンの給食所(エイド)でもよく提供されています。
塩分チャージタブレッツ
ドラッグストアやスーパーでよく見かける「塩分タブレット」(カバヤ食品)。自然な塩っぽさが感じられ、あまり固くないので口に入れるとすぐに溶けます。価格が比較的リーズナブルです。
食品表示と栄養成分表示
「塩分チャージタブレッツ」の食品の名称は「清涼菓子」。カリウムやクエン酸などスポーツ時に必要な栄養素が含まれていますが、糖分など他の成分を含めて摂り方に注意したほうが良さそうです。
塩熱サプリ
マラソン時に必要なカリウムやクエン酸が豊富な「塩熱サプリ」(ミドリ安全)。粒が「塩分チャージタブレッツ」よりも固めで、必要な数をラップに包んでポケットに入れて走っています。走っても割れにくいところが気に入っています。マラソン大会では、よく業務用の個包装タイプが給食所で提供されています。
食品表示と栄養成分表示
「塩熱サプリ」の食品の名称は「電解質・ビタミン含有食品」。ビタミンCやビタミンB2などスポーツ時にも大事な栄養素も含まれています。
日ごろの練習や暑い日の外出時は、手軽に買える「塩分ジャージタブレッツ」を携帯し、ロング走の練習や大会の時は、機能性の高い「塩熱サプリ」を持っていくことにしました。
※写真の「塩熱サプリ」(個包装)は業務用です
大会で塩分タブレットを食べるタイミング
筆者が参加したびわ湖マラソン(3/12)では、最高気温が約20℃。朝8時から直射日光が強く、この時期にしては暑い大会になりました。1ヵ月前のように暑さで棄権しないように、体感する暑さと汗の量をスタート前から気を付けて塩分タブレットを食べました。
スタートブロックでの待機中
びわ湖マラソンのスタートは朝8時20分。しかし筆者はスタートブロックで待機している時から汗が止まらず、こまめに水を飲みました。このままではすぐに塩分が足りなくなりそうな気がして、すぐに「塩分チャージタブレッツ」を食べました。
塩分タブレットがあるエイド
3月のびわ湖マラソンでは、「塩熱サプリ」が15.6kmのエイド以降、5カ所で配給されました。筆者は15kmの時点で手持ちの「塩分チャージタブレッツ」を食べ切ったので、その後はこの「塩熱サプリ」をこまめにいただきました。
「塩GEL」(MEDALIST)もマラソンでの塩分補給に活用しています。ジェル状で食べやすいですが、味は好みが大きく分かれるかもしれません。レース中、短時間にしっかり補給したい時にも適しています。
フィニッシュした後
フィニッシュ後、大会でも給食が提供されますが、自分でもアミノ酸ジェルやプロテインバーなど軽食を用意します。特に暑い時は塩分も補給。バランスの取れた栄養を心がけます。
まとめ
暑い日のマラソンが苦手な筆者は、今回、愛媛マラソンでの棄権とびわ湖マラソンの完走を通して、塩分補給を自分の体調に合わせて早めに意識して食べることが大事だと気づきました。
6月のマラソン大会に参加した後、筆者はマラソンのシーズンオフに入ります。その間、秋のマラソン大会に向けて、自分に合う塩分・水分・栄養補給を探っていきたいです。