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【仙台ハーフ】2023年大会の大会要項が公開・前回(2022年)大会からの変更点

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※2022年大会の中間点付近

来年6月4日に行われる仙台国際ハーフマラソン2023の大会要項が、先日11月28日に大会公式サイトにて発表されました。

3年ぶりの開催となった今年の大会(2022年5月8日・チャレンジレースという名称で実施)と、コロナ前最後の大会となった2019年大会と比べてみて、主な変更点をまとめました。

変わった内容を見て、来年の大会は「19年以前の大会で関門ぎりぎりで完走していたランナーには厳しく、22年大会でぎりぎり完走できた人はやや楽になったか」という印象をもちました。

大会の名称:あらためて「30回記念大会」に設定

中止となった2021年大会と同じく、今年(2022年大会)は名称を「チャレンジレース」と銘打って実施されました。しかし来年は、本来2020年に実施予定だった「30回記念大会」と位置付けられています。

開催月:これまでの5月から6月に変更

今年(2022年)の大会は今まで通り、母の日にあたる5月8日でしたが、来年(2023年)は6月4日。従来よりも暑い時期の開催となる点に注意したいところです。

種目:これまでの2つの特別枠が一般の部に吸収

種目は車いすの部が復活。陸連登録者の部やエリートの部、車いすの部を含めてランナー総数が約4000人から約8000人と、従来の1万人規模に戻りつつあります。

なお、2020年大会で設けられていた従来の「新緑のプリンセスランナー」と「チャリティ」の2枠は、一般の部に吸収されます。

定員:一般の部が3175人→7030名に拡大

23年大会は7030人と今年の2倍以上に拡大

一般の部の定員は、コロナ前の最後の大会となった2019年大会は8500人、2022年大会は3175人、そして来年2023年大会は7030人。来年はコロナ前最後に行われた19年大会に近い人数にぐっと近づきます。

※2022年大会のスタートブロックのようす

エントリー:<重要>22年大会に出走した人は原則不可

優先出走権をもち、かつ22年大会に参加していない人のみOK

エントリー2022年1月11日(水)20時から1月24日(火)まで「ランネット」のみの受付で、先着順です。

22年大会の一般エントリーの対象者は以下の①、②のどちらの条件も満たしている人のみです。

エントリー必須条件

①2020年大会(中止)の時に付与された「優先出走権」を持つ人
2022年大会(チャレンジレース)にエントリーしていない人

つまり今回は、エントリーが可能な人はかなり限られ、一般の部を希望する多くの人は不可です。

しかし、チャンスはゼロではありません。

今年(2022年)大会に「出走優先権」を使った人(=権利を失った人)、または「出走優先権」をもたない一般の部の人は、「優先出走権」のエントリーで定員割れした場合にのみ行われる2次募集にエントリーできます。

2次募集の期間(開催される場合)は、23年2月8日(水)20時から21日(火)で先着順です。

「優先出走権」の有効期間は今回の2023年大会が最後になります。つまり、再来年の2024年大会からエントリーの制限が大幅に緩和され、これまで出たことのない一般の人も申込しやすくなる見通しです。

筆者

残念ながら、筆者は今年の2022年大会に出走したため、来年の大会にはエントリーできません。2次募集が実施されるのであれば可能です。

見通し:2次募集実施の可能性はある?

大会公式サイト(「2023(第30回大会)の概要」)によりますと、まだ「優先出走権」を使っていない人は約7080名。一般の部の定員が7030名で、権利保有者が全員エントリーするとは考えられないので、もしかしたら若干名を追加募集するかもしれません。

しかし仙台ハーフは例年人気があるので、2次募集(先着順)も正規のエントリーと併せてすぐに定員が埋まる可能性は十分にあります。

コース:これまでの大会と同じ往復型

中間点に新緑の美しいケヤキのトンネル。後半は日差しが強く暑さとの闘いに

コースはこれまでと同じ弘進パーク仙台(仙台市陸上競技場)を発着する往復型。競技場はJR仙台駅から仙石線で2駅の宮城野原駅を降りてすぐなので、土地勘のない遠征ランナーにもわかりやすいです。

競技場から定禅寺通を往復する新緑の美しいコース。

復路の青葉通を越える中間点からは日影が少なく、暑さを感じます。

JR仙台駅東口から競技場までは約1.5kmと近いので、電車の混雑を避けて歩いて行き来する人もいます。

※「大会要項」より

エントリー開始:来年1月11日(水)20時から

「ランネット」のみの受け付けで先着順

エントリー方法は「ランネット」の専用ページからのみ先着順で、定員に達したら受付終了です。

20年大会の時に「ランネット」でエントリーした人は、今回のエントリーに関するお知らせが来週12月15日頃にランネットに登録したEメールアドレスに届きます。要チェックです。

郵便振替によるエントリーをした人は、事前に「ランネット」への登録が必要です(そのお知らせは郵送で12月14日以降に大会事務局から発送予定予定)。

スタート:2グループによるウェーブ制を継続

第2グループは第1よりも5分遅れでスタート

第1グループ(招待選手やエリート、一般の一部)は10時5分スタート。

それ以外は第2グループで、22年は10時15分スタートでしたが、23年大会は10時10分に変更。5分早まります。

一般の部の大多数を占め、遅いランナーが集中する第2グループのランナーは、初めから5分のロス。加えて来年は、19年以前の大会に近い人の多さと混雑が予想されます。常連の遅いランナーは、スタートのタイムロスにいっそう注意しましょう。

関門:22年大会よりも実質さらに厳しく

競技終了時間が19年大会と比べて5分も短縮

関門の場所と数、時間は、コロナ以前の19年大会以前、また今年の22年大会と同じです。

一見、19年大会とクリアの条件はほぼ変わらなさそうですが…

23年大会も22年と同じようにウェーブスタートで、第2グループスタートのタイムロスが5分以上。早くても関門閉鎖時間からマイナス5分を引いた時間で走らなければ完走できません。

制限時間は2時間30分参加資格2時間25分以内。これは2022年大会とほぼ同じ。

しかし、競技終了時間19年大会では12時45分に対して、22年大会12時42分23年大会は12時40分とさらに縮まりました

この微妙な終了時間の時間短縮が、特にぎりぎりにフィニッシュに駆け込む遅いランナーにとって、レース結果を左右します。私の感覚値ですが、19年大会以前にぎりぎりセーフだったランナー、フルマラソン5時間以降のランナーには厳しい大会です。

給水所:5→7カ所に増設

給水所は下記のとおり、今年の大会の5カ所から7カ所に増えます。しかしスポンジの提供はありません。

※「大会要項」より

参加料:10000円と今年の大会と同じ

大会への参加料は10000円。以前よりは値上げされましたが、今年の大会と同額です。

参加記念品:マウスカバーで事前申込制

23年大会の参加記念品は前回と同じく事前申込制で、品物も大会オリジナルマウスカバー。色が今年の大会の白からロイヤルブルーに変わります。価格は100円値上げして1100円です。

※「大会要項」より

ちなみに今年の大会のマウスカバーはこちらです。サイズの種類は来年も同じです。

コロナ対策:ワクチン接種や各種検査の義務化

ワクチン接種や事前検査は必要にならない可能性が

今年の22年大会では、2回のコロナワクチン接種済み、または指定の事前検査(3種類のうち1種類を選択)の陰性証明、大会前日の所定の検査が必須でした。

しかし、先日発表された23年大会の「新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインと大会中止規定」によりますと、今年のようなコロナ感染症対策の条件は明記されていません。

詳細は今月の中旬ごろに、大会公式サイトにて発表されるもようです。中止になった場合の返金対応についても情報待ちです。

種目の復活・新設:別日に市陸上競技場でまとめて実施

5kmの部と2kmの部が復活し2km親子の部を新設

来年からの新たな試みとして、5kmの部と2kmの部、新設の2km親子の部が、4月22日(土)にハーフの大会と同じ仙台市陸上競技場で行われます。

返金対応:来年3月末に中止が決まった場合は全額返金

大会が中止になった場合の返金対応は、大会実施の3か月前にあたる23年3月末までに決まった場合は全額です。それ以降は、状況に応じて金額等が変わるもようです。

そのほか、2019年大会まで行われていた大会前後のステージイベントや飲食店の出店など、にぎやかなイベントが行われるかどうかはまだわかりません。続報が待たれます。

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筆者自身の大会への意向ですが、ぜひ出たいのですが2次募集の実施を待つしかなく、参加への望みは薄いです。

出られるとしたら、22年大会よりはスタートのタイムロスが5分緩和されるのがありがたいです(第2ウェーブで10時15分→10時10分スタート)。しかし、競技終了時間が今年よりも2分短縮。総合して来年は「3分のゆとりができる」ことが、完走のカギです。

しかし開催日が6月と、例年よりもさらに暑い時期に実施されます。暑さに弱い筆者には気候条件も厳しくなります。

なので、2次募集があるとしても、来年の参加はお休みして他の大会に出るのもアリだと思っています。