2019年2月10日に行われた愛媛マラソンの「旅ラン日記」(体験レポ)を、全5回の連載にわたってまとめます(※2023年に再編集しています)。
各回のタイトルに添えた俳句は、松山出身の近代の俳聖、正岡子規の作品です。マラソンの風景とマッチした句を集めてみました。
第3回のテーマは、愛媛・松山のごはん。旅の途中でいただいたグルメを紹介します。
お店やメニューは2019年2月当時の情報です。その他のテーマはこちらです。
【1】春雨に ぬるゝもうれし 旅心(ランナー受付) ★
【2】道ばたの 千本幟 梅の花(マラソン当日) ★
【3】筍を 小荷駄につけて 土産哉(松山みやげ) ★
【4】われ愛す わが豫洲 松山の鮓(松山ごはん) ★
【5】鶯の 湯殿のぞくや 春の雨(道後・内子・伊予灘)
前回の記事はこちらです。
愛媛・松山で食べたもの
“われ愛す わが豫洲 松山の鮓 子規”
ということで選んでみた郷土料理がこちらです。
松山鮓
正岡子規が好んだという地元のちらし寿司「松山鮓」をいただきました。甘めのすし飯に海の幸がふんだんに盛り込まれています。やさしいお味です。
お店はすし丸さん(大街道)。
3日目のお昼に伺いました。席で地元のマダムさんのグループを多くみかけました。
宇和島鯛めし
鯛の身がぷりぷりです。
「宇和島鯛めし」は、鯛と海藻をごはんの上にのせて、だし醤油で溶かしたたまごを上からかけていただきます。
お店は瀬戸内料理 東雲さん。お城ビューの席があります。
※2023年追記:こちらのお店は、現在閉店しています。
愛媛の鯛めしには「松山鯛めし」と「宇和島鯛めし」の2種類があるそうです。どちらの鯛めしも、市の中心地のいくつかの和食店で食べられます。
鍋焼きうどん
松山は鍋焼きうどんの発祥地とか。マラソンの後の一杯。甘いだしとやわらかい麺が、疲れた体にじんわり沁みました。お店では、具材の入った鍋に自分で火を入れて熱々をいただけます。
お店はセルフうどんのがんば亭さん。地元のうどんチェーン店で、マラソン大会ではコース沿いのエイド用の場所にご協力いただいた会社さんです。鍋焼きうどんは大会当日の夕方、ホテルの近くのお店に行きました。
市街地には鍋焼きうどんの有名店が点在していて、人気のアサヒさんの前では長い行列ができていました。
駅弁「醤油めし」
JR松山駅の有名な駅弁。オーソドックスな鳥めしです。
大会前日の夜、ホテルでいただきました。
買ったお店はJR松山駅のKiosk。
アンパンマン弁当もあります。予約も受け付けています。
お茶・日替わり ひとくち菓子セット
好きなお茶1種類と3種のようかんorらくがんから1つ選べるお茶セット。お茶は愛媛県産の緑茶やほうじ茶、野草茶などいろいろあります。試しにいただいた久万高原町の和紅茶も、おいしかったです。お菓子は小倉ようかんを選びました。
お店はMUSTAKIVI(ムスタキビ)さん(大街道)。
マリメッコのテキスタイルデザイナーを長年務めた、砥部町出身の石本藤雄さんがプロデュースしたカフェ&ギャラリー。作品集をめくりながらひと休み。
至福のひととき。カフェ内には外国人のお客さんもいて、英語の会話が聞こえてきました。お菓子のお皿がステキでおみやげに買いました。
ホテルの朝食
大会当日と翌日の朝食は、宿泊先のホテル泰平別館さんのレストランでいただきました。
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ホテルのレストラン
朝食はバイキング形式です。
和洋中のメニューをバランスよく提供。いろいろ選べます。
コーヒータイムものんびり。
朝食会場のオープンは朝7時。
大会当日の朝、マラソン会場には9時にホテルを出ても十分に間に合うので、ゆとりをもって食事できました。
ホテルの近くには、さきほど紹介したがんば亭さんのほかにも、いろいろなお店がありました。
クレープ屋さんもありました。
安い自販機も。
ちなみに、ホテル泰平別館さんの宿泊客は本館の温泉大浴場も使えます。
温泉大浴場でいただいたもの
マラソンの後、温泉でゆっくり疲労を回復。うれしい梅干しのサービスもありました。
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長文・駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。次は最終回。遊びに行った道後温泉、内子、観光列車「伊予灘ものがたり」の乗車体験についてまとめます。