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【愛媛マラソン】2019年大会の旅ラン日記(1)“春雨にぬるゝもうれし旅心” (ランナー受付)

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2019年2月10日に行われた愛媛マラソンの「旅ラン日記」(体験レポ)を、全5回の連載にわたってまとめます(※2023年に再編集しています)。

愛媛マラソンは2023年で60回を数える伝統のマラソン大会。市民向けの大会へとリニューアルした後、日本全国からランナーが次々と集まるようになりました。大会検索エントリーサイト「RUNNET」の年間人気投票でも、コロナ禍前は毎年トップ5にランクインするほどの人気ぶりです。

大会ゲストで2008年シドニーオリンピックの女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんも、この歴史的な大会を熱烈に応援。毎年、スタートラインで1万人のランナーを見守ってくれます。

大会の人気の秘密をさぐるべく、筆者は2019年に初めて大会に参加しました。その時の「旅ラン日記」(体験レポ)を5回の連載に分けてまとめました。

各回のタイトルに添えた俳句は、松山出身の近代の俳聖、正岡子規の作品です。マラソンの風景とマッチした句を集めてみました。もしかして未来の大会の人気を予期していたのかも?

第1回のテーマは、ランナー受付のようす。その他のテーマは↓です。

2019年大会の開催概要

※19年大会のマラソンコースより

愛媛マラソン2019
日時 2019年2月10日(日)
スタート:10:00 制限時間:6時間
関門:10ヵ所
※フィニッシュ地点を除く

★マラソン・エントリー数
一般男子:8316人 一般女子:2296人
登録男子:825人 登録女子:117人
合計:11554人

完走者数
男子:7669人 女子:1861人
合計:9530人(完走率:92.36%)

★大会当日の気候
天気:晴れ 気温:9.5℃
※愛媛新聞ONLINEより
湿度:50% 風速・風向:3.4m/s 北北東
※気象庁より

【参考】
大会公式ホームページ、大会プログラム、愛媛新聞ONLINE

エントリーした人が最も多い都道府県は、地元愛媛県7148人。次に広島県(539人)で、東京都(528人)、大阪府(452人)、兵庫県(351人)と続き、47都道府県すべてからエントリーがありました。

最北の北海道からは63人参戦。北国ランナーにとっては、豪雪のマイナス20℃から一転、青空と10℃でのレース。現地との気温差30℃差という極端なコンディションでのマラソンになりました。日本の季節は地域差が想像以上に大きいですね。

大会の雰囲気がよく伝わる映像がこちら。わかりやすくまとめていただきありがとうございました。

※愛媛新聞ONLINEより(約7分30秒)

東京・羽田から松山へ

※松山行のJAL便の機内にて

大会前日の2月9日、7時25分。雪交じりの雨の中、筆者が乗った飛行機は予定時刻よりもやや遅れたものの、羽田空港を無事に離陸しました。

そこで一句。“春雨に ぬるゝもうれし 旅心 子規

image

この日の羽田空港は、写真の通り日中は雪交じりの雨。全国的に空の便がストップし、西日本方面の欠航も相次ぎました。しかし、筆者の利用したJALの松山便は奇跡的に運行。ラッキーでした。

マラソン会場とランナー受付会場に到着

※受付会場の南海放送本町会館の玄関前

受付の場所南海放送本町会館。松山空港発のリムジンバスに乗り最寄りの停留所(愛媛新聞社前)まで18分。また、JR松山駅からは徒歩約10分、伊予鉄道松山市駅からも徒歩約12分と、主要駅からのアクセスは抜群です。

ランナー受付の概要

<日時>
2月9日 13:00~19:00
2月10日 7:30~9:00
<場所>
南海放送本町会館
※城山公園に隣接

受付会場は建物の1階。ナンバーカード順にブースが設けられています。ナンバーカード引換券で自分の番号をチェック&ゴー。

「本人確認書類」を提示したのち、ナンバーカードなどの配布物を受け取り、リストバンドを装着されます。リングで固定するタイプで、大会が終了するまで付けます。

ID確認は本年からこの形式を採用しており、東京マラソンと同様です。東京はプラスチック製&のりで固定。簡単に外せます(故意に外すとバンドに痕跡が残る素材)。でも、愛媛マラソンのバンドはははずしにくいので、終わった後にはさみで切りました。

受付時にもらう配布物

●ナンバーカード※計測チップ付き
●荷物預け袋用シール
●安全ピン(4つ)
●マクドナルドポテトS無料券
※愛媛県内の店舗で利用可(3/31まで)

ナンバーカードの右下に、住所のある都道府県名が記載されています。フィニッシュした時、「東京都の…」と呼ばれて少し恥ずかしかったです(笑)。

ほかには以下のものをいただきました。

●荷物預け袋※55cm×74cm
●大会プログラム
●日本食研 トライアスロン部パンフほか

袋のサイズ55cm×74cm素材はやや厚く、しっかりしています。

道後温泉のイラスト入り。

建物の玄関にはいろいろな展示物が。ゲストランナーのお笑い芸人、和牛のお二人のパネル。記念撮影する女性がちらほら。

お二人の今年の抱負。ランナーも平常心が大事ですね。

大会当日の給食、給水の内容を紹介するコーナー。持参する補給食との内容のバランスを考えるのに参考になります。

給食の代表格のバナナは14.8kmから登場。ありがとうございます。

中間点を過ぎたところで、ご当地銘菓・山田屋さんの高級おまんじゅうが。ありがとうございます。

35kmの平田の激坂を下り切ると、坊ちゃん団子とポンジュースが待っています。ありがとうございます。

こちらの会館のトイレマラソン当日も利用可ですが、男性用トイレは「大」設備が2つのみとのことです。

マラソン会場を下見

※全体図。大会公式サイトより

ランナー受付の後、すぐそばにある大会のメイン会場へ。場所は松山城下の城山公園です。1万人規模の大会ですが場内はとても広々していて、当日朝のウォーミングアップものびのびできました。とてもストレスフリーな大会です。

参加賞(オリジナルキャップ)引換所

参加賞の引換所は、物販コーナーのとなりに設けられています。受け取る時、ナンバーカード引換券に付いている引換券が必要です。

配布物はこちらです。

手荷物預かり所

大会当日の手荷物預かり所は、スタートブロックG・F・E・Dの入場口のそばにあります。荷物はランナー受付の時にもらった袋に入れて、ナンバーカードの末尾の番号の書いてある場所に持っていき、スタッフさんに荷物を渡します。荷物の預かり受付時間は、大会当日の朝9時30分まで引き取り時間は11時から17時までです。

スタート選手整列エリア

手荷物を預けたら、スタートのうしろのほうのランナーは、この入口からリストバンドを見せてブロックに入ります。近くに給水サービスもあり、水分をこまめに補給できます。

スタートブロックS、A~C(前のほう)の入口。上記のブロック入口から少し離れています。

スタートブロックは、思っていたよりも広かったです。

トイレ

大会のメイン会場に点在。松山市民会館のトイレも借りられるそうです。

男女兼用のトイレは、お城のほうに35基。

女子専用は、スタートブロックの近くに15基。筆者は時間ぎりぎりまでホテルにいたので使いませんでした。

更衣室(松山市民会館)

大会当日の朝も利用できますが、混雑が予想されあっという間にスタート時間になります。ウェアを着てから入場することをおすすめします。

<更衣所の開場時間>
2月10日(日)7:00~17:00
<更衣所の場所>
男子:大ホール(2F)
女子:中ホール(1F)

女子は1階のホールですが、当日は同じ階のリハーサル室も開放していただけました。

筆者はこの施設をフィニッシュ後のみ使いましたが、のびのびゆったりストレッチ&アイシング&軽食。暖房も効いていて、とても快適でした。ホール内では大会当日、トイレも使えます。

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展示・販売ブース

マラソンに必要なものがこのメイン会場の販売ブースですべてそろいます。忘れ物をしてもここで買えるので安心。

ウェアの種類も数も豊富です。

シューズコーナーが広い。

ミズノのコーナー。

なんとシューズやタイツ、ウェアの無料レンタルが。

 

アシックスのコーナーも充実しています。

お買い得品もあります。

Onはいろいろな大会で見かけるようになりました。

カジュアルなスニーカーも割引価格で。

手袋など小物類も品ぞろえが充実していました。

テーピングホットジェルもあります。

レデイ薬局さんでは補給食の500円パックを販売(アミノバイタルなど)。安い。大会当日コムレケアを1袋無料配布。ありがとうございました。

大塚製薬のコーナーではアミノバリューやボディメンテもそろっています。

飲食ブース

手荷物預かり所とスタート待機所に隣接。ご当地グルメやおみやげなどを売るスタンドが集まり、イートインコーナーも用意されていました。

八幡浜ちゃんぽん。

かわはぎの串揚げと唐揚げ。

きじ料理。

伊予柑ようかん、しらすのりぞうすい…

しまなみ海道名物の鯛だしラーメン。ご当地グルメがたくさんありました。

松山観光コンベンション協会さんから県外参加者のためのプレゼントをいただきました。

イベントの紹介パンフなど。

道後温泉のパンフレットと入浴剤。いろいろいただきました。

記念撮影スポット

伊予銀行のコーナーでは、公式記録の下2ケタが14(いよ)秒のランナーに賞品が。

晩餐館のウシ(笑)。名前はバンコっていうんですね。

3匹のサイ。名前はHappy、Shoppy、Fujippy。

三津厳島神社「ことば溢れる絵馬」に一筆。この巨大絵馬は同月15日に神社に奉納され、同年10月まで展示されるとのことです。

砂に書かれた「マラソンがんばれ♡」。ありがとう。がんばるけん。

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長文・駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回は、大会当日のマラソンコースのようすをつづります。