
5月11日(日)に開催された仙台国際ハーフマラソン2025。
今年の大会の天気は曇りで気温21.0℃。昨年よりも走りやすいコンディションでしたが、実際はどうだったのでしょうか。
大会公式サイトで5月16日に公開された「大会記録」と昨年大会の大会記録を比較し、また筆者の出走体験をもとに、2025年大会の振り返りと仙台ハーフの特色をまとめました。
※写真は2025年大会のスタートライン付近(朝9時)
雲が広がり風が涼しく走りやすかった
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2025年大会は曇りで、昨年よりも気温が約3.5℃低く、湿度はやや高め。昨年よりも走りやすい条件といえます。
スタート前は日差しが強くて汗ばみました。しかし走り始めると、時々雲間から日が差して暑く感じることがありましたが、おおむね曇りで涼しく感じました。
風もひんやりしていたので、給水所で水を背中にかければ一気に体を冷やすことができました。
すべての年代で出走者が増えた

出走者はすべての年代で増えました。
特に50代と60代の増加が目立ち、マラソン歴の長い世代がそのまま高齢化していることも考えられます。
記録を狙う中上級者が増えている?

全体の参加者が、昨年より657人増えました。
特にエリートからCブロックまでが対象となる「第1ウェーブ」の人数が増加が著しく、昨年より352人増えて5124人。
記録を狙う中上級者が多いことがうかがえます。
筆者は第2ウエーブの後方からスタートしました。途中の折り返しで、前方の第1ウエーブの後ろの走者を確認できましたが、その中に「1時間45分目標」のペースセッターさんの姿が見えました。したがって、第1ウエーブには、この1時間45分レベル以上のランナーが集まっていると思われます。
女性は完走者も完走率も大幅にアップ

女子の参加者数が昨年よりも87人、完走者も289人増えました。
完走率も76.1%から89.9%と大幅にアップ。昨年よりも天候が良くなったことが大きく影響していることがうかがわれます。
筆者の体験談:完走するために心がけたこと

筆者はこの仙台ハーフに今回を含めて過去10回出走しています。
何度も出ている割には制限時間2時間30分ぎりぎりの万年初級者ですが、スタート時の混雑によるタイムロスなどを考慮し、今まで以下の2点を心がけて走りました。
●とにかく第1関門を突破する
●1km6分台ペースを死守
今回もこの2点と暑さ対策を行い、2時間26分で完走できました。
初心者レベルのランナーには難易度が高いですが、「走力テスト」にはぴったりの大会です。
レース途中ですれ違うトップランナーの走りから大きな刺激を受け、走りがいがあります。
まとめ
2024年と2025年の大会の結果を比較した表は、以下の通りです。

昨年よりも気温が低く走りやすい環境だったことが、完走者の大幅な増加をもたらしていることがよくわかります。
仙台国際ハーフマラソンの特徴をまとめると、以下の通りです。
✅ 都市型でフラットな高速コース:タイムを狙いやすく、自己ベスト更新を目指すランナーに好まれる大会
✅ ネットタイム制限2時間30分:初心者やペースが安定しないランナーにはややプレッシャー
✅ ウェーブスタートや計測がしっかり整備:大会運営がスムーズで、記録志向のランナーにとって理想的な環境
「いつかは仙台でハーフマラソンを」——そんな思いをもっている方は、来年に向けて少しずつ走力を付けてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
