東京マラソン2024(3/3)のランナーの募集要項が21日、大会公式サイトにて公開されました。
PCR検査などコロナ関連の費用がなくなった影響で、内容は前回(2023年3月開催)と比べて大きな変更点がいくつかあります。
昨年の募集要項と比べてみて、今大会の主な変更点と注意点を以下にまとめました。
各募集カテゴリーの人員に大きな増減あり
大会の総募集人員は23年と同じ。フルマラソン3万7500人、10.7km500人の、計3万8000人です。
しかし、各募集カテゴリーに人数の増減があります。
2023年大会と2024年大会の各エントリー枠の人員比較
マラソン(42.195km)の募集カテゴリー | 2024年 | 2023年 |
チャリティランナー | 5000人 | 4000人 |
RUN as ONE Tokyo Marathon(準エリート) | 280人※ | 150人? |
都民 | 1000人 | 500人 |
ONE TOKYO プレミアムメンバー | 3000人 | 1000人 |
新)ONE TOKYO 3大会連続落選メンバーチャレンジ | 3800人 | なし |
一般 | ? | ? |
合計 | 3万7500人 | 3万7500人 |
「ONE TOKYOプレミアムメンバー」とは?
東京マラソンおよび各種イベントのコミュニティ「ONE TOKYO」の有料会員のこと。年会費は4400円で、ONE TOKYOの会員登録自体は無料です。出走権が抽選でもらえる各種イベントにも割引価格で参加できます。
直近3大会連続落選者枠を3800人に設定
24年大会から新たに「ONE TOKYO 3大会連続落選メンバーチャレンジ」という募集枠が加わります。定員は3800人です。
これは、ONE TOKYO会員(有料・無料の両方)として過去に「東京マラソン2020」、「東京マラソン2021」、「東京マラソン2023」にエントリーし、3連続で落選した人のためのエントリー枠です。
筆者は「ONE TOKYO」の無料会員です。直近3大会はすべてこの会員としてエントリーし、すべて落選しているので、この新しい枠の対象者です。よって今回の抽選は、この枠と「都民」、「一般」の計3回抽選されます。
各募集カテゴリーの申込スケジュールはこちらです。↓
https://www.marathon.tokyo/participants/
国内の一般ランナーの募集人員は実は不明
東京マラソンの一般枠の募集人員は、大会公式サイトで明確に公表していません。一般の国内と海外の人員配分も、調べた限りではわかりませんでした。
筆者の推測ですが、マラソンの総定員の3万7500人のうち、招待選手やエリート、スポンサー枠(?)が募集要項では含まれないためかと思われます。
ちなみに前回の海外ランナーは4年ぶりの受け入れとなり、約12000人。全体の約3割が国外からの参加者でした。東京マラソンは世界6大レース「アボット・ワールドマラソンメジャーズ」の一つということもあってか、外国人が多い大会です。
国内と海外の実際の比率が気になりますが、全体の3分の1が海外ランナーという大会は国内には他にありません。
何年か前の海外枠は6000人くらいだったと思うのですが…。一般都民よりも海外を優遇している?チャリティ枠とONE TOKYO有料会員枠も大幅に増員。もはや東京はエリートと外国人、お金持ちのための大会だと筆者は思っています。
マラソンコースとスタート時間は前回と同じ
コースは前回大会と同じ。東京都庁をスタートし、市ヶ谷、神田、上野、日本橋、浅草、両国(中間点)、門前仲町の折り返しを経て、日本橋まで戻って銀座、品川、日比谷を巡り、東京駅前をフィニッシュする42.195km。東京のザ・観光コースです。
筆者は、ふだん隅田川沿いを中心に大会の15km~25kmエリアを走っている地元ランナーです。
スタート時間はマラソンと10.7kmが9時10分。こちらも23年と同じです。
制限時間も前回と同じくマラソンは7時間。10.7kmは2時間10分です。
参加費は昨年よりも6800円減額
マラソンの参加費はコロナ対策も含めて2万3300円。10.7kmは1万2400円でした。24年大会はマラソンが1万6500円、10.7kmは5600円です。
海外ランナーは、23年はマラソンが2万5300円、10.7kmが1万3500円。24年はマラソンが160ドル、10.7kmが60ドルと、次回からドル払いに変わります。
東京マラソンの手荷物預かりは有償(選択制・1名1000円)で前回から継続。希望者は事前に申し込む必要があります。
東京マラソンEXPOは変更なし
ランナー受付と関連イベントが行われる「東京マラソンEXPO」の開催日は、2024年2月28日、3月1日、3月2日と大会前日までの直近3日間です。
開場時間は2月28日と3月1日は10時から20時30分まで。3月2日は10時から17時まで。これも23年と同じです。
場所も変わらず、東京ビッグサイト南展示棟です。
今年のEXPOの入場者数は3日間合計で6万人を超え、活気が戻りました。
※EXPO会場のようす
筆者は大会初日の午後と最終日の午前中の2回行きましたが、今年のEXPO(ランナー受付、イベント)は、4年ぶりの外国人受け入れとインバウンド需要が重なってか、海外ランナーとその家族が目立ちました。
最終日(大会前日)の午前中には、大会公式グッズがほとんど品切れ。アシックスの大会記念Tシャツはほぼ完売(キッズ用のみあり)でした。EXPOには10年以上行っていますが、EXPOでこんなにモノが売れたことはないように思います。
その大盛況だった今年のEXPO会場のようすを、当ブログで来月レポートする予定です。
3月に公開した速報版はこちらです。
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ちなみに、筆者は2014年大会より大会前・当日のボランティアとして参加しています。ランナーとしては、2010年大会に初めてエントリーして以来、いまだに出走できず。ですが今回も応募します。ボランティアも、大会に当選してもランナー受付をやりたいと思っています。
参考:東京マラソン公式サイト
(2023年大会)
https://www.marathon.tokyo/about/past/2023/info/
https://www.marathon.tokyo/news/detail/news_002564.html
https://www.marathon.tokyo/news/detail/news_002711.html
https://www.marathon.tokyo/news/detail/news_002709.html
(2024年大会)
https://www.marathon.tokyo/participants/guideline/
https://www.marathon.tokyo/news/detail/news_003063.html