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【びわ湖マラソン】2023年の旅ラン日記(7)湖畔のさわやかな風の中で(マラソン)

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3月12日に開催されたびわ湖マラソン(コース:滋賀県大津市・草津市・守山市)の「旅ラン日記」(体験レポート)を全8回にわたって連載しています。

第7回のテーマは、マラソン大会のコースのようす。スタートからフィニッシュまでの道のり、豊富な給水・給食など、体験したこと、感じたことをつづります。

・スタート会場がとても広く、男女完全分離の待機エリアが快適

・最高気温19度と暑かったがコースの高低差がなくて走りやすい

・給食と給水が充実。ビリのほうの筆者でも十分いただけた

前回の記事はこちらです。

5:30 24時間営業のなか卯で朝ごはん

朝早いので、ホテルの朝食の代わりに近くの24時間営業のなか卯へ。

メニューが充実しています。お客さんは少なかったですが、ランナーの姿がちらほら。

定食をしっかりいただきました。

いよいよホテルを出発。

7:00 JR京都駅からJR大津京駅へ

朝7時JR京都駅発の湖西線に乗りました(写真左)。席に座れました。

7時11分、大津京駅に到着。

IC対応の改札機は大混雑でしたが、臨時で設けられた紙のきっぷ対応の改札はガラガラ。紙にしてよかった。

前日に下見した皇子山の野球場へ。

女性は右へ。

スタートまでのタイムテーブルはこんな感じ。会場オープンは6時30分。スタートは8時20分です。

女子更衣所へ直行。

更衣所は滋賀スポーツ会館2階のバスケットボールコート。広くてのびのび、ゆっくり過ごすことができました。

手荷物の整理もここでのんびり。忘れ物がないか、最終チェックを落ち着いてできました。

スタートブロックでのびのび過ごす

大会当日は約6300人のランナーが集まりましたが、筆者が入ったスタートブロックはスペースにかなりゆとりがありました。

さすがにブロック入場時間前のトイレは混みましたが、その後、号砲までにブロックを抜けてトイレに行く人がちらほら。その時はガラガラなので、悠々入れる感じです。

皇子山陸上競技場と周辺施設はとても広く、アップがあちらこちらでのびのびできます。筆者はFブロックのそばの空き地でストレッチ&ジョグしました。

そのほか、スタートエリアのくわしいようすは、過去記事をご参照ください。

マラソンコースや関門時間など

マラソンコース

コースは皇子山陸上競技場をスタートして、烏丸半島を経てSGホールディングス陸上競技場を回り、烏丸半島でフィニッシュ。ワンウェイです。

コースの高低差

高低差はほとんどなし。6km過ぎの近江大橋から15kmあたりまでゆるいアップダウンがありますが、記録を狙いやすく、初心者にもやさしいコースだと思います。気になるのは琵琶湖からの強い風です。天候が悪いときついかも。

収容関門

制限時間は6時間(40.9kmで6時間以内)。

関門ぎりぎりのペース配分(スタート時のタイムロスがゼロの場合)は、スタートから第1関門は1km9分44秒。第1~2関門は1km9分5秒ペース。第2~3関門は1km7分41秒ペース。第3~4関門は1km8分20秒ペース。第4~5関門は1km9分10秒ペース。第5~6関門は1km8分49秒です。

でも、後方ブロックからのスタートによるタイムロスを考慮すると、もっと早いペースで走る必要があります。といっても6000人規模の大会で後ろでもロスはそんなにないので、ざっくり1km8分前半ペースで完走できると思ってよいかと思います。

8:20 スタート(号砲)

8時20分スタートFブロックから出発した筆者がスタートゲートを通過したのはそれから8分後。スムーズ。

このびわ湖でマラソン日本記録を出した鈴木健吾選手が手を振ってくれた後、大津市観光キャラクター「おおつ光ルくん」とハイタッチ。和歌とスポーツが得意だそうです。

6km。左手に近江大橋。この手前の沿道で「今日は暑くなるからこのペースで大丈夫だよ」と言われて、ノロノロペースでもほっとしました。

アップダウンが大きいのは、この大橋だけだと思います。

橋のあちこちから温かい声援をいただきました。ありがとうございます。

近江大橋をわたってからしばらくして、びわ湖大津プリンスホテルがくっきり見えました。陽ざしはきついものの、湖からの風がさわやかで気持ちよかったです。

中間点(烏丸半島・フィニッシュ地点)

中間点はフィニッシュ地点の烏丸半島の広場の近く。ここまでほとんど日影なし。暑かった。

しばらくするとフィニッシュゲートが右手に見えてきます。

コースに日影はほとんどなし。この中間点過ぎの木陰がとても貴重に感じました。

反対側が復路。3時間台のランナーが次々とラストスパート。早いなぁ。

最後の関門も反対側に見えました。この暑い中、14時20分までに戻って来られるだろうか、と少し不安に。

道幅が狭くなり、突っ込んでくる3時間台ランナーの勢いをより強く感じました。湖からの強風と暑さでヘロヘロしていたら、反対側のCの女性ランナーさんに笑顔で「がんばって!」と声をかけられました。ありがとう。

30km。琵琶湖の固有種、ホンモロコが「みんな、がんばれ~!」。コース上の距離表示板には、琵琶湖の魚が描かれていました。

この大会は全般的に見通しがいいのですが、30km前後は特に平坦で開けています。疲れてヨロヨロでも、こんなに前がよく見えると目標物を見つけやすく、ペースを調整しやすいです。

右手に最後尾の自転車や「お助けバス」の姿が。筆者は最後までバスとの闘いでした(笑)。

それからSGホールディングスグループの陸上競技場を1周。給食の近江牛スポットですが、すでに売り切れ。

広いなぁ。この近くの佐川美術館に行きたかったのですが、行きたい企画展が終わっていたので断念。

35km。「もう少し、がんばれ~」(ビワマス)。

35km地点で最終関門の40.6kmまで1時間6分の余裕がありました。完走&完歩が見えた!あとは無理せず、途中で休みを入れてゆるっと行くことに。

またビワマス。「もう少し、がんばれ~!」

水辺と田んぼ。ここでおいしい近江米が育っているんですね。

田んぼにとんびの群れがすごかった。でかいなぁ。

40km。「もう少し、がんばれ~」(ホンモロコ)。

41km。「もう少し、がんばれ~!」(ビワマス)。

あと1km。「もう少し、がんばれ~!」(ビワマス)。“もう少し”が長かったなぁ(笑)。

距離表示のパネルにいたお魚は、みんな琵琶湖に住んでいるんですね。この大会をきっかけに、琵琶湖の生物系YouTube「マーシーの捕ったり狩ったり」を見るようになりました。

5時間45分でフィニッシュ

ほぼビリですが無事にフィニッシュ!スタートから暑くて、汗だらだら。タイツが塩昆布のように白くなってしまいましたが、何とか完走できてよかったです。

スタートからずっと握りしめていたマイボトル。とにかくスタート前から水分・塩分補給に気を付けました。関門時間・地点を書いた紙もボロボロ。筆者もボロボロ(笑)。

フィニッシュエリアのくわしいようすは、過去記事をご参照ください。

マラソンコースの給水・給食

エイドには滋賀にゆかりのある飲食が並び、筆者のようなゆるビリランナーにも十分でした。

この大会は朝から晴れて日差しが強く、体感的に5月の大型連休並みの暑さ。実際、気温も19度まで上がり最後まで熱中症が心配でしたが、このバランスがよく豊かな給食・給水のおかげで完走できました。

特に塩分不足には気をつけて、塩熱サプリは5カ所すべていだたきました。

15.6kmの給食の「西川餅」(現在は販売終了)。滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんがプリントされたパッケージのインパクト大。滋賀を代表する菓匠・叶匠寿庵さんのユニーク商品です。

おいしゅうございました。

23.8km近江米おにぎりと湖魚佃煮。周りに他のランナーがほとんどいないビリのほうの筆者も、いただくことができました。

近江米のおにぎりは個包装。バックパックに入れることもできます。お米の一粒一粒が立っていて、おいしゅうございました。

佃煮もおいしゅうございました。

滋賀のお酒といただきたかった(笑)。

ごはんにくぼみがあり、佃煮を入れられるようになっています。ボランティアさんが、すでに疲れ切っていた筆者の代わりに詰めてくれました。お心遣いありがとうございました。

筆者

おにぎりの消費期限が当日20時になっていたので、バックパックに1つ入れてフィニッシュ後にいただきました。疲れた体をしっかり回復させてくれる、いちばんおいしい栄養補給になりました。

30.6kmの滋賀県産イチゴゼリーはお口直しにぴったり。この先の給水で、ボランティアさんが柄杓で筆者の足に水をかけてくれました。暑さが和らぎました。

完走タオルと記念撮影

ホテルのロビーで、スタッフさんに完走タオルと一緒に写真を撮ってもらいました。闘いは終わった……。

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長文・駄文を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。次回は連載の最終回。びわ湖マラソンの旅ランでかかったお金についてレポートします。