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【びわ湖マラソン】2023年大会の旅ラン日記(1)スタート会場のようす

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※びわ湖マラソン2023のスタートラインのようす

男もすなる淡海(あはうみ)の駆競(かけくらべ)といふものを 女もしてみむとてするなり

(『百合鴎旅駆日記』より)

3月12日に開催されたびわ湖マラソン(コース:滋賀県大津市・草津市・守山市)の「旅ラン日記」(体験レポート)をつづります。

この大会は、日本の男子マラソンの伝統レースである「びわ湖毎日マラソン」の後継として新たに誕生した市民マラソンです。あの日本記録が生まれたコースの一部を女性の一般ランナーも体験できるということで、とても楽しみにしていました。

この第1回の記念大会のようすについて、これから全8回にわたって連載します。大会のようすやびわ湖・大津でのごはん、おみやげなど、大会の魅力をさまざまな角度から旅ランナーの目線でまとめていきます。

今年の大会を振り返りたい方、来年の大会に参加したい方、大津に観光に訪れる方にとって何かプラスなれば幸いです。

今回は第1回「スタート会場のようす」です。

びわ湖マラソンの前日、速報として会場の下見のようすを当ブログにアップしました。

・スタートは皇子山陸上競技場。2路線の最寄り駅から激近

・とにかく広い準備運動はどこでものびのびストレスフリー

・女性ランナーはトイレも更衣室も空いていてかなり楽チン

今大会の概要

大会名称びわ湖マラソン2023

日時2023年3月12日(日)
 スタート:8:20

制限時間:6時間

関門:6カ所
 ※スタート、フィニッシュ地点を除く

大会データ(参加者数、完走者数など)

以下、びわ湖マラソン2023の大会公式サイトと大会パンフレットからまとめた情報です。

<大会時の天候>
●スタート地点:皇子山陸上競技場
8時 天候:晴 気温:11℃ 湿度:87% 風:無風

●フィニッシュ地点:烏丸半島
8時 天候:晴 気温:11℃ 湿度:69% 風:北北西1.2m/s

11時 天候:晴 気温:19℃ 湿度:63% 風:北北西3.1m/s

<2023年大会の参加状況>
※下欄数字は人数、エントリーは先着順

●マラソン(登録)
男子:984 女子:85 合計:1069
●マラソン(一般)
男子:5279 女子:896 合計:6175
●マラソン(合計)
男子:6263 女子:981 合計:7244

★2023年大会の出走者数・完走者数・完走率★

出走者数 6332人(男子 5481人、女子 851人)
完走者数 5961人(男子 5199人、女子 762人)
完走率  94.1%
(男子 94.9%、女子 89.5%)

スタート会場へのアクセス

※大会パンフレットより

JR・京阪の2路線OKで駅から激近

スタート地点は、びわ湖毎日マラソンと同じく皇子山陸上競技場

最寄り駅は、JR湖西線の「大津京駅」と京阪電車「京阪大津京駅」大阪・京都方面から2路線使えます。会場は駅のすぐそば。臨時列車も運行し、アクセスは抜群です。

JRの最寄り駅は湖西線「大津京駅」です。JR琵琶湖線「大津駅」は会場の最寄り駅ではありません。土地勘に自信のない方はまちがえないようにご注意ください。

皇子山陸上競技場の最寄り駅は京阪電車の「大津市役所前駅」ですが、大会当日はこの駅からは入れませんでした(野球場で検温を実施するため)。

大津京駅から会場までの所要時間は、大会公式パンフレットでは「10分」となっていますが、もっと近く感じます(筆者の足で7、8分)。京阪大津京駅からはさらに近く、改札から出ると会場入り口にあたる野球場が見えます。

筆者

筆者はJR京都駅から湖西線で大津京駅へ。朝7時発の列車に乗りました。京都駅のホームに発車10分前に着きましたが人は少なく、席に座れました。車内はほとんどランナーで埋まりましたが、ぎゅうぎゅうではありませんでした。

スタート会場のようす

スタート会場全体図

この大会の大きな特色の一つが、スタート会場のシンプルな動線入場からスタートブロックまで1本線でつながっていて、行きたい場所がすぐに見つかります。トイレや手荷物トラックを探すのに苦労せず、人が多すぎてやたら迂回させられることもなし。スタート前からムダに動いて疲れることはありません。

※大会パンフレットより

開場検温 6:30~7:30

JR大津京駅からのランナーの入り口はこちら。ここから女子専用の更衣所と手荷物トラックのある野球場ライト側(写真右方向)へ移動しました。

女子の更衣・手荷物預けエリア

スタート会場について筆者が特に気に入った点が、会場入り口からスタートブロックまでのランナーの動線が男女で完全に分かれているところです。正直のところ、もろもろ安心です。

※男子と女子の更衣・手荷物預けエリアが完全に分離(大会前日に撮影)

更衣所とトイレ、手荷物預け所が1カ所にまとまっているところも100点満点。あちこち動かなくて済みます。このあたりはほぼ女子の貸し切り状態女子の出走者数が851人(全体の約13%)とかなり少なく、スポーツ会館2階のトイレが混雑した以外はどこもガラガラ。ストレスフリーです。

更衣 6:30~7:40

女子更衣の建物(滋賀スポーツ会館)。写真右手に京阪電車側の会場入り口と検温があります。

更衣場所は、建物2階のバスケットボールのコート。とても空いていて、手荷物の整理とストレッチがゆったりできました。

筆者

滋賀スポーツ会館のほうは、女子ランナーのみ入館OK。1階の男子トイレが開放されました。女性が使えるのは1基のみでしたが、筆者が利用した時は2人しか並んでおらず、すぐ使えました。

更衣所は外にもあり、テントが設けられていました(写真は大会前日の現地)。

筆者

このテントも手荷物整理の場所におすすめ。目の前に手荷物預け用のトラックが停まっていて、タイムロスなく預けられます。

手荷物預け 7:00~8:05

ランナーのアスリートビブス(ゼッケン)に、自分が利用するトラックの番号が書いてあります。

女子の手荷物預かりトラック(No.9)はこの1台のみ。佐川急便さん、ありがとうございます。

筆者

男子用の手荷物トラックは8台。番号1~4と5~8の2カ所に分かれています。1~4(スタートブロックS~Cのランナー用?)は、陸上競技場のメインスタンドのそばにあります。5~8(ブロックD~G用?)は野球場3塁側。かなり離れているので、アスリートビブス(ゼッケン)に書いてある自分のトラック番号をよく確かめてから動くことをおすすめします。

野球場に面したトイレは使用不可。女子が使えるトイレは仮設トイレかスポーツ会館内に限られるようです。前日の下見で穴場かと思ったのだが…。

スタートブロックのようす

スタートブロックへの整列 7:20~8:05

スタートブロックS~Bは、競技場内で待機Cはこの競技場の横です。

当日、一般の方も競技場のメインスタンドで応援できたもようです。

D~Gの待機所陸上競技場のとなりの「総合運動公園」。遅いほうのランナーはここで号砲を待ちます。

筆者のブロックは「F」。

ブロックとブロックの間も広々。写真は号砲の後、先を行くEブロックを撮影したものです。

スタートブロックエリア内(D~G)の西側トイレ(ブロックD側)のようす。男性用が14基女性用が5基。他の1万人規模の市民マラソンに比べれば、行列はかなり短いです。同じようなトイレが、この反対側(ブロックGのそば)にもあります。

ドリンクサービス(ミネラルウォーター)は、ブロックD~Gのうしろにあります。

筆者

筆者がここでマイボトルに水を入れていた時、湘南国際マラソンの大会オリジナルマイカップで給水していたランナーさんを見かけました。他の大会でもエコを実践。すばらしいです。

筆者は8時5分のブロック入場時間ギリギリまで、この広いスペース(ブロック入口のそば)でアップしました。

まとめ

第1回の記念大会でしたが、びわ湖毎日マラソンの後継ということで、開場から号砲まで全般的にスムーズに流れたように思います。

スタート会場までの交通アクセスが2路線2駅のすぐそばと抜群。会場の入り口からスタートブロックまでの動線も一直線でわかりやすいのも利点です。

とにかく場内が広い。大規模なマラソンのように動線がぐにゃぐにゃしてやたら迂回させられることもないので、走る前に疲れることはありません。騒音のようなうるさい盛り上げやしつこいアナウンスがないのも◎。落ち着いてアップできてよかったです。

トイレもスムーズ。イライラしませんでした。

この大会なら、記録を狙う人もぎりぎり完走狙いの人も、あわただしいスタート前をマイペースで過ごしやすいと思います。

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長文・駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回は、大会当日のフィニッシュ会場のようすをレポートします。