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【愛媛マラソン】2019年大会の旅ラン日記(5・了)“鶯の 湯殿のぞくや 春の雨”(松山・道後・内子)

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2019年2月10日に行われた愛媛マラソン「旅ラン日記」(体験レポ)を、全5回の連載にわたってまとめます(※2023年に再編集しています)。

各回のタイトルに添えた俳句は、松山出身の近代の俳聖、正岡子規の作品です。マラソンの風景とマッチした句を集めてみました。

最終回のテーマは、観光編。旅大会前後に訪れた道後温泉と内子町でのまち歩き、観光列車「伊予灘ものがたり」の乗車体験についてレポートします。

記事の情報は2019年2月当時のものです。その他のテーマはこちらです。

鶯の 湯殿のぞくや 春の雨  子規

3日間の愛媛マラソンの旅ランでは、初日と最終日に雨に見舞われました。でも大会当日だけでもすばらしいお天気に恵まれてよかったです。

かねてより松山では、穏やかにゆるゆると過ごしたいと思っていました。時間に追われず、心の赴くままに。理想の旅がかないました。

松山の中心地にて

MUSTAKIVI

世界的なテキスタイルデザイナー石本藤雄さんプロデュースのカフェ&ギャラリーにて。お茶の時間の前に地下のギャラリーで作品を鑑賞しました。

※写真OKです。

みかんとお花。

いろいろなお花。

白を基調とした落ち着きのあるギャラリーでした。

その後、愛媛のお茶を一服。時間を忘れさせてくれます。

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道後温泉

道後温泉本館

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道後温泉は松山空港から市街地から言わずと知れた日本を代表する歴史ある温泉。松山市駅から路面電車で約20分、松山空港からリムジンバスで約43分と市街地に隣接しています。上の写真はその名湯を代表する道後温泉本館です。

詳しくは温泉の公式サイトをご覧ください。

愛媛マラソンの参加案内をもらったとき、ランナー特典として「道後温泉の入湯券」をいただきました。その券を使って「飛鳥乃湯泉」のほうに入りました。

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温泉街にはおみやげ店やカフェ、レストランがあちこちにあります。この時は、写真家の梅佳代さんの道後の湯をテーマにした作品がアーケートで飾られていました。

街中でにゃんこを何匹か見ました。穏やかなまちの風景に溶け込んでいます。

ご当地の文豪もお客さんをお出迎え。

愛媛マラソンの最後尾ブロックにもこんな感じのコスプレランナーがいました(笑)。松山だなぁ。

ご当地ラーメンの数々。高知のカツオ人間が強烈(笑)。

これも、いかにも松山。

昭和レトロですね。

おみやげに伊織さんで今治タオルを買いました。

内子町のまちなみ

内子座

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1916(大正5)年に建てられた芝居小屋。国の重要文化財です。現在でも不定期ですが演劇や落語などの公演が行われています。

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舞台の下にある「奈落」も見学できます。

意外と広い。熊本の八千代座より幅広いかも。

内子座のくわしい説明は、内子町公式観光サイト「内子さんぽ」に載っています。

コロナ禍前までは、毎年8月に文楽の公演がありました。2019年の「内子座文楽」(8/23-24)のチケットの販売が4月に開始。文楽ファンには大人気です。

内子のまち並み

和紙やろうそくづくりで栄えた内子のまち並み。趣ある商家や町屋が並び、建物の一つ一つに歴史の奥深さを感じます。

ここに泊まりたい。

大正時代の薬屋さん。人形がリアルでびっくり。

昔の人々の暮らしぶりもうかがえます。

観光列車「伊予灘ものがたり」

道後編(午後)に伊予大洲駅から松山駅まで乗車

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「伊予灘ものがたり」は松山と宇和島を結ぶ愛媛の観光列車です。2022年に列車内がリニューアルされました。

全4ルートのうち、午後便の「道後編」は車窓から美しい夕暮れが見られます。特別な食事もできます(事前予約制)。

乗車日は通常土日祝のみ。座席と食事は事前予約が必要で、全国のJRみどりの窓口や以下のJR四国の観光列車専用のweb予約サイト、旅行代理店で受け付けています。

Web予約サイトでは現時点での予約状況がわかります。

「道後編」の停車駅と時刻表。筆者は当初の予定では始発の八幡浜駅から乗る予定でしたが、時間が間に合わなくなり、急遽途中の伊予大洲駅に変更しました。

夕暮れのスポット、下灘駅。

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黄昏の伊予灘を熱心に撮る乗客たち。

駅のそばの下灘珈琲が有名ですが、伊予灘ものがたりの乗客は時間がないので注文できないとのことです。

沈みゆく夕日。旅が終わる。

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車内のいたるところに愛媛らしさが見られました。みきゃんとバレンタインチョコ。

車内でバレンタインのチョコ菓子をいただきました。

愛媛マラソンの給食の一つ、坊ちゃん団子をつくっているうつぼ屋さんの「復刻 巴里恋(パリッコ)」。中はミルクあん。おいしかったです。

名産品なども飾られていました。車内でおみやげも買えます。

砂糖とかシロップとか。凝っているなぁ。

松山市では、まちのいたるところに「俳句ポスト」があり、自由に一句を投じられます。筆者もこの旅の道中で日本語と英語のそれぞれ2作品をつくろうと試みましたが、列車の終点の松山駅に近づき、途中でタイムアップ。

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結局、英語の句のみ完成。車内で投函してから下車しました。

上手だなぁ。

「伊予灘ものがたり」では、沿線の地元の方たちと社内のスタッフさんたちよる温かいおもてなしが終点まで続きました。

「がんばろう!おおず!」

「下灘駅で待っとるけんね。」

五郎駅のたぬきの駅長さん、下灘駅で写真を撮ってくれた方もありがとう。

終点の松山駅の手前で、アテンダントスタッフさんが記念写真を撮ってくれました。

降りる前もスタッフさんがお客さん一人一人にごあいさつ。ていねいなおもてなしに心が温まりました。

松山空港から東京へ

JR松山駅からタクシーで空港へ。やや急ぎました。

久しぶりの愛媛で3日間、湯ったり、ほっこりできました。「だんだん。また来るけん。」

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長文・駄文を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。愛媛マラソンへの参加をきっかけに、ご当地の観光もたっぷり楽しんだ3日間。3年ぶりの復活となる2023年大会もよく走って、食べて、遊んで、まちの魅力を全身で感じてきます。