2月12日に開催された愛媛マラソン(コース:愛媛県松山市)の「旅ラン日記」(体験レポート)です。以下、全10回の連載を予定しています。
今回は第2回。テーマはマラソン会場(スタート・フィニッシュ)のようすです。場内のようすと特徴をまとめます。
<連載テーマ>
【1】ランナー受付のようす ★
【2】マラソン会場のようす ★
【3】松山で買ったもの・もらったもの
【4】松山のおいしいもの
【5】松山のおすすめホテル3軒<ランナー必見>
【6】1日目:子どもの声が響く海辺のカフェへ(三津浜さんぽ)
【7】2日目:にぎやかなマラソンコースが戻ってきた!
【8】3日目:おだやかな湯のまちでおみやげ探し(道後さんぽ)
【9】4日目:松山空港のおすすめショップとくつろぎスペース
【10】松山の旅ランでかかったお金
前回はこちらの記事です。
・大会のメイン会場は松山・城山公園。ホテルやレストランが多い市街地に隣接
・スタートとフィニッシュ、手荷物預かり所や更衣所が松山城下に集約
・ランナーへのドリンク・フードサービスが充実
マラソン会場の全体図
大会の「メイン会場」(スタートとフィニッシュが同じ場所。松山・城山公園内)では、朝7時30分より、(1)大会当日のランナー受付(9時まで)、(2)更衣室の使用(市民会館内。17時まで。10~11時は一時閉鎖)、(3)スタート前の手荷物預かり(9時30分まで)が始まります。
ランナー専用入場口
大会当日の朝、ランナーは専用の入場口(全3か所)から入場します。スタッフにランナー受付済みを示すリストバンドを見せて、検温を受けます。再入場OKです。
※写真は会場北側、手荷物預かり所付近の入場口
スタートエリア外で準備する人々
朝7時30分より男女更衣室が(写真の左方向)使用できますが、実際は外で着替えや荷物整理を済ませている人が多かったです。写真は愛知県美術館付近。
手荷物預かり所とドリンクサービス
スタート前の手荷物預かり所(7時30分~9時30分)は、会場の特設テント。アスリートビブス(ゼッケン)のナンバーの下一桁ごとに場所が分かれています。9時30分から11時までいったん閉鎖され、その後は17時まで受け取ることができます。
スタート前のドリンクサービスも設置。手荷物預かり所のそばにあります。スポーツドリンクはヴァーム。
スタート選手整列エリア(ブロック)
スタート選手整列エリアは全体的にスペースにゆとりがあり、日向で寒さを感じませんでした(空気はややひんやり)。ブロックは招待選手を先頭に、S・A~Hまで分かれます。ブロック内はひどい混雑はなく、待機中はブロック最後尾でストレッチができるくらいのスペースはありました。
筆者のブロックはG。オープニングセレモニーなどが行われたステージの近くでした。ブロックの入場は9時40分まで。それ以降は、最後尾に並びます。
みきゃんがお出迎え。ありがとう。
観光案内・県物産品コーナー
愛媛県と松山市の観光情報コーナーや物産品、飲食ブース。スタート前からいくつかオープンしました。
谷本蒲鉾店さんのじゃこ天いろいろ(1本200円)。松山空港にもお店があります。
ご当地グルメの一つ、肱川らーめん(1杯400円)。
おみやげにもOKな愛媛の海産物もいろいろありました。
この観光・物産品コーナーでは、ランナーの飲料でもある甘酒も売っていました。
さといもやじゃこ天など具材たっぷり入った愛媛の郷土料理「いもたき」のお振る舞いは、フィニッシュ後にいただきました。今年はうどんも入っていました。
ランナーへの充実した飲食サービスは愛媛マラソンの大きな特色の一つ。数に限りはありますが、途中で棄権したランナーもいただけます。筆者は30kmでストップし、収容バスに乗って15時過ぎに会場に戻りましたが、そのときにも「いもたき」などがありました。疲労MAXのランナーにうれしい温かい飲食のおかげで、体調不良がいくぶんかおさまりました。本当にありがとうございました。
総合インフォ
会場内のさまざまなお知らせが放送され「総合インフォ」前では、大会当日の天候や出走者数の確定版を速報でお知らせ。
スポンサーブース
愛媛銀行さんのブースで、朝夕しょうが湯をいただきました。
「おいしいぞっこん水」で作ったしょうが湯は、熱すぎずぬる過ぎず。ランナーにうれしい一杯です。
伊予銀行さんではフィニッシュ記録の下2ケタが14のランナーへのプレゼント、太陽石油さんからお菓子など、こちらのスポンサーブースの一列だけでもいろいろいただきました。
第一生命さんのブースでは記念撮影コーナーや各種健康測定、抽選会などいろいろなイベントが。
フクヤスポーツさんは大会当日も朝からオープンしていました。店頭でTHE NORTH FACEのバックパックとエナジージェル「オレは摂取す」を販売。
エリートがよく食べているモルテンのエナジージェルも。
みきゃんハット。1個1000円。
ソックスは種類がいろいろ(写真はGOLDWINとasics)。この横にはサングラスもありました。
YONEXのシューズ。
寒い日だったらホットジェルも。この奥のテント内にはシャツやパンツ、タイツなど、ウェアもそろっていました。
大会当日、忘れ物に気づいたら、このフクヤスポーツさんで事足ります。
レデイ薬局さんも大会前日に続き、各種エナジージェルやテーピング、応急処置関連の商品を販売。ランナー応援セットは、アミノバイタルのジェルです。
ポカリスエットやアミノバリュー派の方は大塚製薬さんのブースで買えます。こちらも大会前日も開店しています。
このスタート会場では、いろいろなエナジージェルが大会当日も買えます。高価なものから安いものまで、エリート向けからファンランナーまで幅広くそろっています。
JAL、PASCOさんではフィニッシュ後に温かいスープとパンをご提供。
パンは4、5種類もあって選び放題。温かいスープに合いました。
JAバンクえひめさんでは、塩おむすびセットをいただきました。
ヤマキさんでは、ランナーに白だしのサンプリング1本プレゼント。
飲食エリアと飲食スタンド
ランナーがスタートした後、スタートブロックは、立ち飲み形式の飲食エリアに変わります。
筆者はここのテーブルで、いもたきなどをいただきました。その間、ボランティアさんがこまめにテーブルを消毒してくれました。
ゴミは分別してゴミ箱へ。
飲食の出店もバラエティ豊か。こちらは讃岐うどんのスタンド。
はしまき…?
めだまやきはしまき、ネギはしまき、あぶりチーズはしまきの3種類。ビールが欲しくなります。
横須賀海軍カレーパン。
10円パン? 筆者がいもたきをいただいている時、そばにいた高校生ボランティアのみなさんが、「10円パンを食べたい」と言っていました。
ご当地グルメの三津浜焼き。
まとめ・感想
愛媛マラソンのマラソン会場は、スタートとフィニッシュが同じ場所にあり、また市街地なのでアクセス良好。スタート前の準備運動や休憩、フィニッシュ時のクールダウンや軽食が一か所でコンパクトです。
会場内はスタート時は混雑しましたが、その後のフィニッシュ時になると各ブースのイベントや飲食エリアがにぎわい、ランナーだけではなく家族や友人、スタッフ・ボランティアのみなさんも楽しめるお祭り的なムードもよかったです。
大会全体の印象は一言でいえば「ランナーファースト」。会場の場所と広さ、動線のわかりやすさ、温かいものの提供、忘れ物や落とし物のアナウンス、天候や参加人数等の速報、救護状況の情報開示など、ランナーが安心して楽しく走れる環境が隅々まで整っています。コロナ禍を経ても、筆者が選ぶNo.1の市民マラソンに変わりありません。ありがとうございました。
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長文・駄文を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。次回の更新予定日は4月2日(日)です。